「ワシは団子より満開の桜を見てたいんじゃ!」60代の58.2%が「桜>団子」と判明!
先週から今週にかけて、日本列島では桜の開花宣言のニュースが目立つようになりました。今から花見を心待ちにしている人も少なくないでしょう。
古くからある花見にまつわることわざとして「花より団子」というものがあります。風情ある満開の桜を眺めるよりも、目の前の団子を好む実利的思考をあらわしたことわざで、よい意味で使われる機会はあまり多くありません。
画像をもっと見る■「花より団子」って本当なの?
今回は、このことわざに統計的根拠があるのか確かめるべく、こんな調査をしてみました。
【男女1500人】団子をひたすら食べているよりは満開の桜を見ていたほうがよいと思いますか?
はい:44.5%
どうやら、ことわざは多くの人にとっては正しいもののようです。「花より団子派」(55.5%)は「団子より花派」(44.5%)よりも多いという結果が出ました。とはいえ、両者の差はわずか10%。この問題、もう少し詳しく調べてみる必要がありそうです。
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■「花より団子」は50代以下限定のことわざだった!
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注目したのは世代別の数値です。人々は花(桜)と団子、どちらに重きを置くのでしょうか。
【世代別】団子をひたすら食べているよりは満開の桜を見ていたほうがよいと答えた人の割合
若い世代ほど「花より団子派」が多いことがわかります。しかし唯一、60代はその例外。「団子より花派」が多いのです。人は年を重ねるに従い、実利ではなく情緒や風情を好むようになるということでしょうか。
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■60代男性が「団子より花派」の理由って…
しかし、その分析は正しくないようです。回答者の60代男性は、その理由を以下のように語っています。
・団子をそこまで食べたいと思えないから(65才・男性・自営業)
・満開の桜の下では酒を飲んでいたい。団子は別に興味がない(61才・男性・無職)
・団子のような甘いものは好きではないですし、腹がもたれるのであまり食べたくないです。満開の桜のほうを好むというよりは、団子を食べたくないというのがすべて。ようするに団子の不戦敗です。(64才・男性・無職)
・興味がない。「花より団子」は若者言葉でしょう(67才・男性・運送業)
60代の方にとって、自らが「花より団子派」なのは風情を重んじるがゆえのものではなく、体調的な理由によるところが大きいようです。回答者のコメントにもあるように、「花より団子」は若者言葉なのかもしれません。
今春、花見に出かける予定のある方は、本調査を参考にして参加メンバーの嗜好をよく確認してからおつまみを選んでみるとよいかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年3月20日~2015年3月23日
対象:全国20代~60代男性計1500名