今や半分の人が使っていない“腕時計” Apple Watchは新たな歴史となるか?
近年、電車に乗っていると、腕時計をしていない人が多いようだ。昔は“生活必需品のひとつ”として重宝する存在だったが、時代が変わってしまったのか。
そこでしらべぇ編集部では、「腕時計の使用」について調査をした。
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Q. 現在、腕時計を使っていない
使っている:53.9%
使っていない:46.1%
約半数の人が使っていないと回答した。
・男性年代別
・女性年代別
男女別に見ると女性の方が使っておらず、また男女ともに30代の利用率が最も低い結果に。
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■Apple Watchは「腕時計回帰」のきっかけになるか?
“腕時計離れ”の最大の要因は“携帯電話の普及”と言われているが、今、注目の腕時計はアップル社のApple Watchだろう(日本での発売は2015年4月24日の予定)。
Apple Watchは、時刻表示が指針式、デジタル式の両方に対応できるばかりではなく、ストップウォッチ、メール、通話、ボイスレコーダー機能などを搭載し、これまでの腕時計の範疇をはるかに超えたアイテムだ。iPhoneとの互換性も優れている。
主なメリットとして
- スマートフォンと異なり、落とす心配がほとんどない
- 携帯電話のように、ポケットやカバンから取り出す手間がなく、素早く操作できる
が挙げられるが、一方で
- 電池の持ち時間:最大18時間持つとはいえ、普通の腕時計に比べると、圧倒的に短い
- 鉄道車両の優先席やその付近では、電源を切らなければならない(関西地方では、混雑時のみ電源OFF)
- 「歩きスマホ」ならぬ「歩きウオッチ」による事故
- 犯罪(盗撮など)の道具として使われやすい恐れ
といったデメリットが懸念されている。
Apple Watchは、腕時計の歴史に新たな1ページを刻む存在として、「腕時計回帰」のきっかけとなるだろうか。
(文/しらべぇ編集部・岸田法眼)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年2月13日~2015年2月16日
対象:全国20~60代の男女計1500名