奇跡も呼び込む黒柳徹子の深いパンダ愛 ぬいぐるみとの波乱万丈&感動の歴史とは?

コラム

2015/03/31 18:00

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上野動物園のジャイアントパンダ「リーリー」「シンシン」が公開されて4月1日で丸4年。

「ジャイアントパンダといえばこの人」ということで、「日本パンダ保護協会」の名誉会長を務める黒柳徹子さんとパンダの関わりについて紹介します。


 

■徹子、小学生になる前、初めてパンダのぬいぐるみをもらう

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徹子さんがパンダを知ったきっかけは、カメラマンだった伯父さんがアメリカ土産にパンダのぬいぐるみを買ってきたことだった。初めてパンダが中国から海外に渡ったアメリカではパンダブーム真っ只中だったため、伯父さんはパンダのぬいぐるみを選んだようだ。

「ジャアントパンダ」といえば今でこそ馴染みのある動物だが、日本にやってくる前は百科事典にさえ載っておらず、一般には知られていなかった。

当然、徹子さんはそのぬいぐるみがパンダとは知らず、何かのキャラクターだと思っていた。それを見た人に「生き物ではないか」と言われたが、調べる方法すらなかったのだ。


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■徹子、ロンドンでパンダと“初対面”

その後、外国の雑誌でパンダが紹介されるようになり、徹子さんはあまりのかわいさにパンダの虜に。パンダの写真を見つけるとスクラップブックに貼っていくほどになった。

しかし「どうしてもこの目でパンダを見てみたい」との思いがほとばしり、1967年、パンダに会うためロンドン動物園に向かった。「笑いがこみあげるほど楽しみだった」という徹子さん。その一方、「かわいくなかったら、どうしよう…」との不安もよぎり、「でも、どんなにかわいくなくても、きっとかわいいと思うだろう」と言い聞かせたという。

そしてついに夢のご対面。あまりの可愛さに大興奮。しかも、パンダがお見合いをするところだった。帰国後、その話を色々な人にしていると「黒柳徹子は、ヘンな動物の結婚の心配をするより、自分の結婚の心配をしたらどうだ」と書かれてしまった。


■徹子、パンダに会いたくて仕事を抜け出す

1972年、ついにパンダ(ランラン・カンカン)が日本にやってきた。徹子さんはドラマのリハーサルの真っ最中だったが、「ちょっと用事が」と言って抜け出す。

徹子さんが上野動物園の裏門に到着した時はものすごい人だかり。近所の子供たちにと一緒に夜遅くまでパンダの到着を待っていた。コンテナがきてもパンダは見られなかったが、満足してリハーサルに戻ったという。


■徹子、パンダにキスされる

徹子さんは日本にパンダがやってくる前に、ワシントン動物園のパンダにも会いに行っている。この時にちょっとした奇跡が起こる。

徹子さんがガラス越しに近づくと、ずっと遊んでいたリンリンが向きを変えて徹子さんのところに寄ってきたのだ。しかもガラス越しにキスをしたという。

また、上野動物園に行った時は、カンカンがガラスのところまでやってきて、徹子さんにキスをプレゼントした。飼育員さんに「こんなところにまで来たのは初めて」と言われたそうだ。


■徹子、パンダに名前を付ける

徹子さんはパンダに名前を付けたことがある。『世界ふしぎ発見!』(TBS)でトップ賞が「パンダの名付け親権」だったことがあるのだ。この日のトップ賞は板東英二さん、神田うのさん、セイン・カミュさんの3人。

徹子さんは不覚にもトップ賞を逃してしまったが、司会の草野仁さんの粋なはからいで(半ば強引だが)徹子さんに名付け親権を差し上げることに。「豆豆(トット)」という名前を付けた。


■では、徹子の好きな人間のタイプは?

徹子さんのパンダ好きは分かるが、人間ではどんな人が好きなのだろうか? 以前、『心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU』(日本テレビ)に出演した際、徹子さんはこんなことを言っていた。

「私、フワフワしたものが好きなんですけど、人間の男性はフワフワしてなくてハゲてるような人が好きなんです。ショーン・コネリーとかね。男の人で髪の毛をセットするのに時間をかけるような人はイヤなんです」

ご自身も20分ほどで髪をセットしてしまうそうだ。ちなみに『ザ・ベストテン』(TBS)でも久米宏さんが、「黒柳さんは髪が寂しい人が好きですからね」と言い、「谷村新司さんとかいかがですか?」と推薦。徹子さんは照れ笑いをしていた。


■例のぬいぐるみは??

ところで、冒頭で紹介したパンダのぬいぐるみがその後どうなったか気になるところだが、驚くことに今でも大切に保管してあり、『世界ふしぎ発見!』で紹介されたことがある。

子どもの頃、疎開をする時に「汽車で邪魔になるから」と家に置いて出るように言われ、徹子さんは泣く泣く置いていくことに。その後、家は全焼。ぬいぐるみは黒くドロドロになっていたものの、奇跡的に形は残っていた。

一度、「あまりにも汚いから」と親が捨てたことがあったが、そのことに気づいた徹子さんは大慌てで取りに行ったという。徹子さんとパンダの相性が良いのは、徹子さんのパンダ愛が伝わっているからかもしれない。

※参考『パンダ通』(黒柳徹子・岩合光昭著 朝日新書)

(文/やきそばかおる


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