世界を席巻する“ぽちゃ子”ブーム!野呂佳代が体型への考えを改めた日とは?
こんにちは、双子でタレント活動をしています、奈津子と亜希子です。
皆さんは、今世界中で注目されている大人気歌姫、メーガン・トレイナーはご存知ですか?
画像をもっと見る■世界中で大ブームを巻き起こす“ぽっちゃり”歌姫!
4月18日に初の来日公演を行うことが決まっている彼女は、実力はもちろんのこと、自身の体型が“ぽっちゃり”しているという点を最大限に活かしてキュートかつ大胆にパフォーマンスを行い、人々の心を鷲掴みにしています。
2014年に発売されたシングル『All About That Bass』は、8週連続全米1位という快挙を成し遂げました。
自身の体型に誇りを持ち、ときにジョークを交えながら“あけすけに”歌う同曲の歌詞は、少なからぬ女性にとっては「メーガン…よくぞ言ってくれた!」と彼女の両手を握って涙ぐみそうになるほど勇気をくれる前向きな内容。まさに「革命」的な存在のニュースターです。
そして今、ここ日本でも“ぽちゃ子”ブームは確実に巻き起こっており、その流れでまさに「和製メーガン・トレイナー」(?)と言っても過言ではないほど前向きに活動している女性がいます。
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■野呂佳代さんにインタビュー!
元AKB48・SDN48出身の野呂佳代さん。私たち双子は、以前SDN48で共に活動していました。
野呂さんは現在、大人気バラエティ番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)をはじめとして様々なテレビ番組に出演しながら、日本初の“ぽちゃ子”向けファッション誌として話題の『la farfa』(ラ・ファーファ)にも定期的にモデルとして登場。活躍の幅を広げています。
今回、そんな野呂さんにインタビューしてみました。
― 「ぽちゃ子」として得したことを教えてください。
「昔から体の骨組みが大きく、お尻も大きかったので、どちらかというと海外アーティストのようなグラマーなスタイルへの憧れが強くありました。それで、外資系の会社で働いてみたいと思っていた時期があって、AKBへ加入する前はGAPでアルバイトをしていたんです。
そこでは、日々健康的な体格の上司や同僚に囲まれながら仕事をしていて、毎日充実して楽しかったです。けど、アイドルになってから、『もしかしたらやばいかも…』と徐々に気づきはじめ…(笑)
色々と試した時期もありましたが、今ではこれだけスタイルのいい人たちが沢山いるなかで自分がテレビに出演させていただけるのは、この“個性”のおかげだと思っています」
― ぽちゃ子としてのお仕事がくるようになった時、どう感じましたか?
「大きなターニングポイントのひとつとなった雑誌『la farfa』のモデルとしてのオファーが初めて来た時は、実は結構行き詰まっていた時期でした。
当時は、太ってることでしかテレビに出られない自分の本当のキャラクターというのを、今後も誰にも理解してもらえないんじゃないかとネガティブに考えてたんです。だから、『la farfa』に出ることも、テレビで自虐ネタのように話してしまいました。
でも、初めての撮影の日、本当に本当に楽しくて…。自分がモデルとして必要としてもらえて、しかも大好きなファッションのお仕事ができるようになって、何よりも私と同じくらいの体型の人にもお洋服を紹介できる。こんなに自分を出せる場所があったんだ…って驚きました。
今では『la farfa』の撮影の日がとっても楽しみです! 編集長もモデルのみなさんもハツラツとしていて刺激を受けるし、ネガティブだった考え方が大きく変わるきっかけになりました」
― 実際に挑戦して意識が大きく変わったんですね。
「はい。また、バラエティー番組での私の映像をみてくださったことがきっかけとなって、NHK BSプレミアムの『ランチのアッコちゃん』という連続ドラマへの出演も決まりました。
いちばんの夢だった女優さんのお仕事に、思ってもいなかったタイミングで近づくことができました。チャンスって、本当にどこに転がっているのか分かりませんね」
野呂さんは最後、全国の“ぽちゃ子”のみなさんに向けてこうメッセージを発していました。
「世の中的にはまだまだ、嫌な言い方してくる人がいたり偏見があったりするし、いじられちゃうこともあるけど、とにかく世界は広いですから! 可愛らしさは忘れずに、ハツラツと楽しく、ともに生きていきましょうね!」
※野呂佳代さん出演情報:
NHK BSプレミアムにて5月12日より毎週火曜日夜11時15分から放送の連続ドラマ 『ランチのアッコちゃん』
(文/奈津子・亜希子)