【スタイリスト禁断の秘技】服を『数値化』すれば誰でもオシャレになれることが判明

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※画像はスクリーンショットです。

こんにちは、スタイリストの久保田(フランソワ)です。

おしゃれは詰まるところ「バランス」。この一言につきます。派手と地味、無地と柄、細さと太さ、色の濃さと薄さ、高価さとチープさ、キレイさとワイルドさ・・・これら相反する要素をバランスよく取り入れさえすれば「なんだかオシャレ」に見えてしまうのです。

ただ、このバランスってものが極めて感覚的であり、良し悪しに明確な基準がないことがオシャレビギナーの参入障壁となっているわけです。そういう「感覚的なもの(いわゆるファッションセンス)」の優れた人だけがオシャレ、と思われがちではありませんか?

だったら、この「服の組み合わせにおけるバランス感覚」を”数値化”して”見える化”してしまえば、誰でもオシャレっぽくなれるんじゃない?

というわけで、以下に画期的すぎる「数式によるオシャレ法」をご紹介します。拡散禁止です。自分だけが人知れずコッソリと、オシャレになってやりましょう。

もちろん老若男女、あらゆるファッションに使えるスーパー理論なのですが、まずは分かりやすくするためアイテムバリエーションの少ない「男性服」を例にとって説明します。


 

■Step.1 「手持ちの服を『キレイめ』と『カジュアルめ』に分ける」

≪キレイめの服、具体例≫

白シャツ、ジャケット(スーツの上着みたいな形のいわゆるテーラードジャケット)、カーディガン、チェック柄パンツ、ストライプ柄パンツ、白いパンツ(ホワイトデニムも可)、ノンウォッシュなどきれいなデニム、革靴、ハット帽、ストール(スカーフ)、ネクタイ、など。

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≪カジュアルめの服、具体例≫

トレーナー、Tシャツ、しわしわの柄シャツ、ジャンパー(スカジャン、スタジャン等)、ジャージ、穴あきデニム、迷彩柄パンツ、カーゴパンツ、短パン、スウェットパンツ、サンダル、スニーカー、キャップ帽、など。

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多少間違えても問題ないので、まずは気楽に分けてみてください。

判別が難しいものはノイズとしていったん避けておきましょう。たとえばニット(セーター)は、細い毛糸で編まれたぴったりめのものなら「キレイめ」だし、逆に太めの毛糸でざっくり編まれてて指ですぐ穴が開きそうなやつは「カジュアルめ」です。難しいですね、ほっといて先に進みましょう。


 

■Step.2 「キレイめの服を『7K』、カジュアルめの服を『4K』とし、全身平均が『6K前後(5.5~6.5)』になるよう組み合わせる」

これだけ。

このルールにのっとってコーディネートすれば誰でも「ちょっとだけおしゃれ」に見えます。

≪ダメな例、良い例≫

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▲(1)Tシャツ+穴あきデニム+スニーカー

・・・(4+4+4)÷3=平均4K だからダメ!

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▲(2)トレーナー+チェック柄パンツ+革靴+ハット帽

・・・(4+7+7+7)÷4=平均6.25K だから◎!

と、こんな感じです。ちなみに単位の『K』はコギレイ、カッチリを意味するKですね。

これならコーディネートがおしゃれかどうか、何がどれだけ足りないかが一目瞭然。上記(2)は6.25Kでほどよくオシャレだが、(1)だと4Kだから「キレイめアイテムが不足してる」ということが分かります。

さっそく(1)にキレイめアイテムをプラスしてオシャレっぽくしてみましょう。


≪改善案≫

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▲(1’)白シャツ+穴あきデニム+スニーカー+ハット帽

・・・(7+4+4+7)÷4=平均5.5K

はい、これで「6K前後」の範疇に入りました。もうダサイなんて言わせませんよ?

「帽子はちょっとハードル高いよ……」

ご心配なく、そんなあなたにはこういう手も。

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▲(1″)白シャツ+穴あきデニム+革靴

・・・(7+4+7)÷3=平均6K

4Kのアイテム(Tシャツ、スニーカー)を減らし、7Kのアイテム(白シャツ、革靴)を増やしました。平均が6K前後になればいいわけですから、これでも当然OKです。


■Step.3 「自分に足りないアイテムを買い足す」

オシャレに自信がないという人は、ワードローブが4Kアイテムばかりになってませんか?

そこがオシャレピープルとの決定的な違いです。バランスの取りようがないから、どう足掻いてもおしゃれに見えないわけです。必要なのは「ファッションセンスを磨く」でも「ブランド服を買う」でも「色合わせを工夫する」でもなく、「安くてもいいから7Kアイテムを手に入れる」だったんです。※全身7Kばかりでもダメ。カッチリし過ぎるから。

≪ダメな例≫

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▲(3)Tシャツ+短パン+スニーカー+キャップ帽子

・・・(4+4+4+4)÷4=平均4K

なにがダメか?

もうお分かりですね。カジュアルアイテムばかりで「キレイめアイテムが皆無」。目指すべき6Kから大きく離れているんです。これをベースにオシャレっぽく改善するのも、もう簡単ですね。


≪改善案≫

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▲(3’) 白シャツネクタイ+短パン+スニーカー

・・・(7+7+4+4)÷4=平均5.5K

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▲(3″)Tシャツ+カーディガン白パンツ+スニーカー+ハット帽

・・・(4+7+7+4+7)÷5=平均5.8K

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▲(3″‘) テーラードジャケット+ Tシャツ+短パン+革靴+キャップ帽子+ストール

・・・(7+4+4+7+4+7)÷6=平均5.5K

数字を合わせるだけですから、組み合わせなんて無限に考えられますね。慣れてくるとこの作業が楽しくなります。

勘の良い方はお気づきの通り、このメソッドが目指すのは「ガチのオシャレ」ではなく、普通よりちょいオシャレくらいの「中の上」ファッションです。詳しくはこちらの本で、今回は省略した4K、7K以外のK値(1~10K)についてもじっくり解説しています。

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(文/久保田フランソワ

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