マスコミ「犯人はLINEを使って…」その説明意味なくない?4人に1人がNO!
2015/04/04 16:00
©iStock.com/ Mr-Beswick
年々減少傾向にある青少年の凶悪犯罪。にもかかわらず、マスコミはその衝撃度の高さと視聴者の関心から事件を大きく取り扱うことが少なくありません。特に焦点を当てられるのが犯行の様子と犯人の人物像です。
加害者はいかにして被害者と接触したのか。犯行に及んだ現場はどこだったのか。時系列を追いながら、ときには具体名をあげて報道するマスコミの姿勢には批判の声も少なくありません。
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■新たなテクノロジーが犯罪を生み出すのは事実だけど…
凶悪犯罪報道のなかで、近年犯行に使われることが多いのがLINEです。誰とでも気軽にメッセージのやりとりができる便利なアプリですが、それゆえに他人との過剰な接触を生み出すことも事実。新たなテクノロジーの台頭は便利さと同時に犯罪の温床にもつながることは携帯電話やインターネットの普及のころから何度も語られてきました。
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■25.5%が「LINEの説明はいらない」
そのため、凶悪犯罪とLINEの因果関係がわからないにもかかわらずアプリ名をあげて報道するマスコミの姿勢に違和感を持つ人もいるようです。本サイトが実施したアンケートによると、「犯人はLINEを使って~」という報道に、LINEの説明はいらないと答えた人は25.5%。約4人に1人はマスコミの報道姿勢に違和感を持っていることがわかります。
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■「若者の大半が使っている」「犯罪が発生した原因はほかにある」
アンケートで「報道にLINEの説明はいらない」と答えた人は以下のように語ります。
いまや若者の大半がLINEを使っているのに、それを使っていることが特殊であるかのように報道するのはおかしい(20代女性)
LINEの前はメールを使ってるわけだし、それってなにも言ってないに等しい(20代女性)
犯罪が発生した原因はほかにあるのに、LINEが原因のように報道するのは誤った再発防止策を生むことにもつながると思います(40代男性)
LINEのくだりが唐突(20代男性)
流行りのツールを持ち出すことでオッサンの溜飲を下げて視聴率を稼ごうとするマスコミ。古典的な手法はやめろ(50代男性)
包丁を使ったことがある日本人は多いが、それを人殺しに使うヤツなんてわずかです。それと一緒(40代女性)
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■なぜLINEの説明をするのか?
回答者のコメントにもあるように、今やほとんどの若者がスマートフォン・LINEを使っています。それが犯罪を生み出す直接的な原因とは言いにくい以上、スマホアプリの具体名をあげて報道するマスコミにはその説明責任が求められているのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年3月20日~2015年3月23日
対象:全国20代~60代男女計1658名