【元不良?凄い!】元不良という肩書が美談化されることに疑問な人は●%
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元不良の社長、元不良の先生、はたまた元不良の議員…。ここ日本では、“元不良”であることが良きことのように扱われる風潮が少なからずあります。
しかし、これに異議を唱える人が多数いるということが調査によって判明しました。
■真面目に生きてきたことがバカみたい?
しらべぇ編集部で20代から60代の男女計1500人に「元不良という肩書が評価されることに疑問を感じますか?」というアンケートを実施したところ、回答者から以下のような声が続々と寄せられたのです。
「ずっと真面目にやってきた人間よりも元不良の方が贔屓されるのが納得できない」(20代男性)
「昔から真面目でしたと言っても凄いと言われないのに、昔は不良でしたって言うと凄いというのが謎」(20代男性)
「あいつは元不良なのにあそこまでやっているんだから、お前はもっとやらなきゃと言われることが許せない」(30代男性)
「昔暴走族だった人が社長になったというと『凄い!』とか言われる風潮が全く理解できない」(30代男性)
さまざまな声がありますが、彼らの意見はとにかく、
「元不良というだけで美談にされるけど、だったら真面目に生きてきたことが馬鹿みたい」(30代男性)
という不満に集約されるでしょう。不良から更生して真面目に働いているという、「当然」ともいえそうなことが“美談”になりがちな風潮に違和感を持たずにはいられないようです。
その割合を数字で見ると、以下のようになりました。
【元不良という肩書が評価されることに疑問を感じますか?】
疑問を感じる:56.5%
疑問を感じない:43.5%
「おかしい」と感じている人は、多数派となっています。大半の人は真面目に生きてきたわけですから、当然の結果といえるかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日~2014年8月19日
対象:全国20代~60代男性計1500名