【肥満を「ベイマックス」に喩えてませんか？】20代男子5人に1人はネタ被ってます！

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■2015年合コンで男子から聞き飽きたギャグとは

月に2〜3回は合コンに参加するという仲川さん（仮名・女性・28才・アパレル）は、ここ半年間に参加した合コンで何度も聞かされたギャグに辟易しています。

これは仲川さんの話をもとにした合コンにおける会話例です。

男A）最近ジムいってるから腹筋割れてるんだよね、オレ

女A）えー！私腹筋フェチなの！

男A）触る？

女A）触らせて！

女B）私も触らせて！あ、すごーい！マジでカッチカチじゃん！

女A）Bくんは？

男B）いや、オレは最近マジで腹がヤバくてさ

男A）お前、マジで腹ヤバイよな

男B）オレ、いま体型がベイマックスだからね！

女B）えーなにそれ！ウケる！

男B）ていうかベイマックスよりオレが先だから！オレの腹のほうが先にベイマックスだったからね！

女A）あはは！ウケる〜！てかマジでお腹ぽよぽよだね〜！

男B）そうそう。癒し系だからね。触る？

女A）遠慮しときまーす

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■肥満を『ベイマックス』によってポジティブイメージに変換させる男たち

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『ベイマックス』とはウォルト・ディズニー・ピクチャーズが配給する2014年の映画で、白く大きな風船のような体型をしたロボット「ベイマックス」とタダシとヒロの兄弟が織りなすアドベンチャーストーリー。日本でも『アナと雪の女王』に続いて絶賛の声が集まっています。

人々がベイマックスで注目するのは、そのストーリーだけではありません。上に挙げた合コンの会話例のように、ベイマックスを自らの肥満体型と重ねてギャグに用いる人がいるようです。仲川さん曰く、この半年間で「合コンで最低でも5回は自虐的に体型を『ベイマックス』と喩える男を見た」といいます。

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■20代男子は5人に1人が経験あり！「オレ、ベイマックスだから」はもはや陳腐な自虐ネタ！？

事実、本サイトが実施したアンケート調査によると、自分の体型を「ベイマックス」と喩えたことのある人は10.4％。およそ10人に1人の割合ですから、合コンに何度か参加すれば「自称ベイマックス」には簡単に出会えることが予想できます。

【男女570名に調査】自分の体型を「ベイマックス」とたとえたことがある人の割合

さらに興味深いのは、その世代別の割合です。仲川さんのように、20代の男女は自らの体型を「ベイマックス」と喩えたことのある人がもっとも多いことがわかります。特に20代男性は21.8％と、5人に1人がこのネタを口にしていたのです。仲川さんの「合コンで最低でも5回は見た」という発言はこれをさらに裏付けていると言えるでしょう。

【男女世代別】自分の体型を「ベイマックス」とたとえたことがある人の割合

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■「デブがセルフブランディングする上で使えるキャラになっている」

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自分が太っていることをポジティブなイメージに変換させてくれるこのキャラクターは、肥満体型の人にとって好都合なことは言うまでもないでしょう。彼らは、ベイマックスが持つ温かみや抱擁感を自分と重ねあわせることで自虐的な笑いを生み出すだけでなく、自分とベイマックスがさも同じ存在であるかのように錯覚させ、異性に対して温かみのあるイメージを醸成させているのです。

このように、流行のコンテンツはしばしば合コンや飲み会の場で都合よく使われる現状があるようです。

ただし、注意しなければならないこともあるでしょう。同時期に同じネタを口にしている人が少なくない以上、自分が口にしたネタは他人も真似しているかもしれない、という客観性と警戒心を併せ持ち、「ネタ被り」を防ぐ必要があると言えるでしょう。

（文／しらべぇ編集部）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2015年3月20日～2015年3月23日
対象：全国20代～60代　男女計570名