【世界から称賛される日本の接客】TDLで…震災後…感動の接客エピソードの数々
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「世界一」と称されることもある、日本の接客サービス。価格に関わらず常にハイクオリティな対応を受けられることから、国内外問わず高く評価されています。
買い物や食事、旅行先のホテルなどで店員さんに助けられ、その対応の良さに感動した経験を持つ人は少なくないでしょう。
そこで編集部では、全国20代から60代の男女1658名を対象に、以下のような調査を実施しました。
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■店員の対応の良さに、感動したことはありますか?
まずは、男女別の「ある」と回答した人の割合を見てみましょう。
・男性:50.5%
・女性:58.4%
若干の差はあるものの、男女ともに半数以上の人が「店員の対応の良さに感動したことがある」と回答しています。
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■お皿が割れた後の…名言
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では、具体的にどのような場面で店員の対応の良さに感動したのでしょうか? 回答者より寄せられた経験談の中から印象的なエピソードを紹介しましょう。
「ファミレスで騒がしい客が後ろの席にいて嫌だなと思っていたときに、さっと定員さんが来てさりげなく他の席に誘導してくれた」(30代、男性)
「近くのコンビニでの出来事ですが、病気の影響で杖を使用ないと歩けない状態で行ったときに中にいた店員がレジから出てきてドアを開けてくれた、また帰り会計が終わるとドアを開けてくれた」(50代、男性)
「飲食店でワインを頼む時、種類が多すぎてどれにするか迷っていたら、店員さんがやってきていくつか説明をわかりやすくしてくれ、さらに私たちの要望を聞いておすすめを少しづつ持ってきてくれたこと。もちろんその少量のワインはお金は取られなかった」(20代、女性)
「旅館に傘を忘れたら、旅館の人が私を追いかけて最寄り駅(車で10分くらい)のホームまで持ってきてくれたこと」(20代、女性)
「旅館で子どもが眠そうにしていた時、仲居さんが気を利かせて早めに布団を敷いたりてきぱきと応対してくれて、正直布団を敷いて欲しいとは言い出せなかったのでその対応に感謝した」(30代、女性)
「きれいなお皿を割ってしまい、店員さんに言ったら『お皿は物ですから、割れるんですよ。形あるものは全部そうです。だから気にしないでください』と言われた」(30代、女性)
また、あのテーマパークからはこんなエピソードが。
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「TDLで1日遊んで帰る時になって、ロッカーにキーを挿したままだった事に気付いた。サービスフロントにその旨を伝えたら、見回りのスタッフが見付けたキーが保管されていた。
こういう事態も想定して定期的なチェックをしているらしい。最初から最後まで完璧な夢の国でした。感動を呼ぶサービス、期待を上回るサービスというものを体験させて頂きました」(50代、女性)
そして、震災後にはこんな出来事もあったそうです。
「東日本大震災の後、ガソリンが入手困難になってスタンドに並んでいたら、横入りをしようとした人に店員さんが『横入りはダメです。そのような方にはガソリンをお売りできません』とはっきり断る姿を見た」(30代男性)
当時、このような各地での店員さんたちの対応の良さが国内外のニュースで報じられ、世界中から賞賛の声が寄せられましたね。
普段あまり意識することはないかもしれませんが、接客は日本が世界に誇る文化のひとつ。クレームだけではなく、感動を声にすることで、この文化がより良いものになるかもしれませんね。
(文/しらべぇ編集部・大川竜弥)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年3月20日~2015年3月23日
対象:全国20代~60代男女計1658名