【フリマ・オークション】利用者必見! よくあるトラブルとその回避術
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あなたはネットオークションやフリマアプリを利用したことがありますか? これらのような「CtoCビジネス」は今やメジャーな存在ですが、トラブルは絶えません。『Yahoo!知恵袋』では出品者、落札者の両者から様々なトラブルが投稿されています。
【出品者からの投稿】
商品を受け取った落札者から「思ったより状態が悪いので返品したい」と連絡がきた。
しかし、こちらは商品の状態を記載していたため、納得し落札したものだと認識していた。返品を拒否した結果、落札者から「簡易裁判を起こす」と連絡が。
【落札者からの投稿】
商品説明に「極美品」と記載があり、写真も多数掲載されていたので、それらを確認して落札。しかし、届いた商品には剥がれ、傷がある。そのため返金するよう出品者に交渉するも、「いかなる場合も返品には応じない」と断られる。
どちらの例も、「商品説明」に対する解釈の相違から発生したトラブルといえそうです。今回は弁護士の寺林智栄先生に、こういったトラブル回避術について、解説していただきました!
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■商品説明ページを作るときに押さえておきたいポイント(出品者編)
画像はスクリーンショットです。
(1)傷やシミなどはすべて説明欄に記載。
(2)傷やシミなどの状態がわかるようにその部分の写真を添付。
(3)購入時期、使用回数をなるべく正確に記載。
特に(1)と(2)はセットで提示してあると、入札する側としては助かります。
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■商品に入札する際に気をつけておきたいポイント(落札者編)
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(1)傷やシミなどの状態が説明されておらず、「新品同様です」などと抽象的な商品説明に終始しているもの
(2)「ノークレームノーリターンでお願いします」と書かれているもの(あとで揉める可能性がある)
(3)出品者の評価等をチェック
いくら欲しい商品であったとしても、(3)の内容が良くないと、入札するのはためらってしまうものです。
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■もし…トラブルが発生したら?
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【売主の場合】
「トラブルになったら返品に応じるのが一番手っ取り早いと思います。但し、返金は商品が返ってきてから行うようにしましょう」
【買主の場合】
「主(出品者)が返品に応じず、かつ返金もしないということであれば、法的手続をとることをお勧めします(遠隔地の場合は、なかなか難しいですが)。
少額 訴訟といって、簡易裁判所で少額の費用で起こせる訴訟があり、訴状の作成も簡単です。また管理者に対して報告することも必要だと思います」
大切なのは思いやり。「ネットオークション」や、冒頭で紹介した「ネットフリマ」のサービス利用を考えている方はぜひ参考にして下さい。