「ロイヤルホスト」が沖縄初上陸! 魅力的すぎる沖縄限定メニューと輝かしい歴史
ファミレスでありながら高価格帯を維持して挑み続ける「Royal Host(ロイヤルホスト)」。その歴史は古く、1951年に日本航空(JAL)で機内食を提供したのがはじまりです。JAL福岡発の国内線第1号便に搭載された機内食は、風呂敷に包まれたサンドイッチと紅茶でした。
今回は、高級ファミレスといわれる「ロイヤルホスト」のあまり知られていない歴史と、“沖縄初出店”としてイオンモール沖縄ライカムに登場した「沖縄ライカム店」をご紹介します。
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●輝かしい!ロイヤルホストの歴史
1951年に日本航空で機内食を提供し、1953年に福岡でフランス料理店「ロイヤル中洲本店」を出店します。昼はレストラン、夜はナイトクラブというこの斬新なフランス料理店には、新婚旅行で訪れたマリリン・モンローも来店。
その後、食材のカットや下ごしらえを一括で行う集中調理工場(ロイヤルセンター)を建設し、現在のロイヤルホストの基盤となる“セントラルキッチン”の仕組みが誕生しました。
1970年開催の大阪万博では、アメリカ館にステーキハウスとカフェテリアを出店。万博の店舗の中でナンバーワンとなる売上金額11億円を記録します。そして1971年、ロイヤルホストの第1号店が福岡県北九州市にオープン。2015年4月現在では、全国で227店舗を展開しています。
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●他の店舗と違う!?ロイヤルホスト「沖縄ライカム店」
店舗初のオリオンビール、そして沖縄限定メニューが用意されています。制服は沖縄の「かりゆしウェア」を意識し、涼しげな青で沖縄の海と自然を再現。
店内はリゾート感を取り入れたコロニアル調。ヨーロッパの人たちがシンガポールに持つ別荘をイメージにしたダイニングです。中城湾が望める窓側席は、これから人気の席になっていく予感。
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●食べに行きたい!沖縄限定メニュー
まず気になるのが、「沖縄あぐー豚の豚丼」(1490円税込)。
県産あぐー豚にも色々な種類があり、この丼ぶりでは雄のアグーと雌のランドレースから生まれた「紅あぐー」を使用。こだわりの飼育方法で育てた貴重なあぐー豚ブランドで、通常の豚肉よりコレステロール値が低め。ヘルシーでありながら脂が乗っておいしさ倍増の丼ぶりです。
次は、「ロイヤル特製野菜ちゃんぽん麺」。
具材が少し豪華な普通のちゃんぽん!? そう思われるかもしれませんが、豚肉に紅あぐーを使い、沖縄の島とうがらし(コーレーグース)を入れて食べる、沖縄風にアレンジしたちゃんぽん麺です。
沖縄では、「ちゃんぽん」というと実は麺ではなくて白米、白ご飯なのです。大衆食堂で見かける「ちゃんぽん」は、白ご飯の上に野菜炒めを盛ったもの。店によって具材が変わり、ときには野菜炒めが卵とじになることも。そんな沖縄文化を知ってなのか、県民向けとも思える「ちゃんぽん麺」が登場です。
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●【番外編】沖縄初出店!「COWBOY FAMILY」沖縄ライカム店
ロイヤルホストのグループ会社「COWBOY FAMILY」もまた沖縄初進出。通常の店名は「COWBOY家族」ですが、ライカム沖縄店だけ英語名で表記され、よく見るとキャラクターの“ハリス家”はリゾートファッションに身を包んだ沖縄限定バージョンです。
全ての料理を店内で手作りすると掲げ、全店舗に完備された室温10℃前後の「ブッチャールーム」。修行を積んだ熟練の「ブッチャー」が8~9kgの熟成肉の巨大ブロックをカットし、手ごねハンバーグを作る場所です。店内からは窓越しに見学可能。
ステーキは、US産サーティファイド・アンガス・ビーフの肩ロースをメインに使用。品質の高いビーフをブロックごと冷蔵して30日以上寝かせたウェットな熟成肉です。肉を焼く鉄板は、富士山の溶岩を下に敷き詰め、直火だけでなく遠赤外線を使った加熱効果で肉の旨味成分を閉じ込めます。
この店のメニュー表は、とにかく牛・豚・鶏のオンパレード。特にステーキとハンバーグが人気で、食べ放題のカレーにもステーキと同じ高品質のビーフを使用しています。20種類のサラダバーと温冷のデザートなど、ブッフェ台に並ぶものは全て食べ放題です。(ドリンクバーは別料金)
沖縄限定メニューは、紅あぐーのグリル。「沖縄あぐー豚のグリル」(2050円税込)は、選べる3種類のソースの他、シークワーサーこしょうのピリ辛風味で食べると、脂の乗った豚肉と絶妙にマッチした大人の味に。
カジュアルなホームパーティ感覚を楽しんでほしい「COWBOY FAMILY」、時間をかけてゆったりと食事を楽しんでほしい「Royal Host」。それぞれの思いが詰まったグルメ店の沖縄県初進出を紹介しました。
(文/しらべぇ沖縄支部・miya‐nee)