におい嗅ぐだけで動脈硬化防げる!? 最も身近な和の「スーパーフード」とは?
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こんにちは。精進料理研究家、食ライターの麻生怜菜です。
最近、スーパーフードと呼ばれる「チアシード」や「ココナッツオイル」などが注目を集めています。スーパーフードの定義は様々なようですが、「健康によい栄養分を豊富に含みながら、低カロリーである食品」ということがひとつあげられます。
しかし、これら話題の食材は手に入りにくかったり価格が高かったりで、毎日食べ続けるのはちょっと難しかったりませんか?
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■和のスーパーフードといえば!
さて、そんなスーパーフードを身近に手軽に取り入れたい時にオススメなのが、「和のスーパーフード」です。日本で昔から食べられてきた私たちに馴染みのある食材の中にも、スーパーフードと呼べる食品は多くあります。そのひとつが「納豆」。
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納豆に含まれている栄養素の効果は多岐にわたりますが、今回は特に、納豆を食べると動脈硬化の予防効果につながるということについてお伝えしましょう。
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■熱々のご飯にかけるだけで…
納豆の原料である大豆たんぱく質は、血管の弾力性を保ちます。また、大豆に含まれる「レシチン」や「リノール酸」は血液を浄化する効果があります。さらに、血栓ができないように働いてくれるのが、納豆に含まれる「ピラジン」という成分です。
ピラジンは、食品の中のたんぱく質と糖が加熱される時に生じるニオイ成分で、熱々のご飯に納豆をかけた時の香りです。効果としては、血栓ができる際に必要な血小板が集まろうとするのを阻害します。
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ですから、熱々ご飯に納豆をかけた時の匂いをかぐだけでも、ピラジンの香り成分効果で血小板が集まりにくくなり、血栓を予防する効果が期待できます。
血管の弾力性を保ち、血液を浄化し、さらに血栓をできにくくすることで、動脈硬化の予防につながると言えます。
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■効果倍増レシピ
そして、血液をサラサラにするといわれているタマネギを納豆と一緒に食べると、効果倍増です! ひとつ、レシピを紹介しましょう。
●朝ごはんにもオススメ!タマネギ納豆(調理時間2分)
【材料】(2人分)
タマネギ:50g<みじん切り>
塩:ひとつまみ(小さじ1/4)
納豆:1パック(50g)
【作り方】
1:タマネギに塩をふり、電子レンジで加熱する(600w30秒)
2:納豆を混ぜ、1と付属のタレを入れ混ぜて完成!
もちろん、熱々のご飯にのっけてニオイ成分「ピラジン」の香りをかぎながら食べてみてくださいね。動脈硬化を予防するためにも、1日1パックの納豆生活をしてみてはいかがですか?
(文/精進料理研究家、食ライター・麻生怜菜)