実は2種類あった!ココナッツオイルは身体に良いものだけではない!?
2015/05/05 20:00
画像出典:楽天市場
近ごろ、話題沸騰中のココナッツオイル。用途は食品としてだけでなく多岐にわたり、世界的モデルのミランダ・カーも愛用中とのことで、日本でも大人気になっています。
ですが、ひとくちに「ココナッツオイル」と言っても、実は身体に良いものとそうでないものがあること、ご存知でしたか?なんと後者のほうにはダイエット効果がまったくなく、むしろ摂り過ぎると健康に悪影響を与えてしまうかも…?
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■身体にいいのは「ヴァージンココナッツオイル」
「ヴァージンココナッツオイル」とは、無精製・無添加・非加熱抽出で製造されたもの。いわゆる「生しぼり」状態のココナッツオイルです。油分だけでなく酵素まで搾取することができます。
採りたてのココナッツの白い実の部分をしぼり出し、水分とオイルに分離させた、そのオイルがヴァージンココナッツオイルということになります。
また酸化されにくい飽和脂肪酸を多く含むため、酸化防止剤や防腐剤などの化学物質は一切入っていません。
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■精製ココナッツオイルは不健康?
一方ただの「ココナッツオイル」は、高温精製・漂白工程・脱臭工程で出来ています。ココナッツ特有の甘い香りもしません。
そして高温で加熱をしてしまうためせっかくの良い成分が壊れてしまう可能性があり、また精製途中でトランス脂肪酸が発生すると言われています。
トランス脂肪酸は摂り過ぎることで善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロールを増やしてしまう身体に良くない成分。これが原因で、動脈硬化や心臓疾患、アトピーなどの様々な病気になりやすくなるといった危険性も。
この製造法はコストをかけず大量生産するために行われます。遠心分離機を使用して水とオイルを強制的にわける方法や、化学薬品の添加による強制分離からの抽出、熱処理による抽出などがあります。
以上のことをふまえると、精製されたココナッツオイルはダイエットには逆効果。ヴァージンココナッツオイルとは全くの別物といっても過言ではありません。
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■ココナッツジュースとココナッツミルクの違いは?
名前に「ココナッツ」とつく飲み物に、「ココナッツジュース」と「ココナッツミルク」があります。みなさんはこれらの違いがおわかりでしょうか?
ちなみに、熟す前のココナッツから摂れるのがココナッツジュースで、熟したココナッツの中の固くなった白い部分(固形胚乳)を削って煮出したりしぼりだしたものがココナッツミルク。
そしてこのココナッツミルクを分離させて摂れるのが、ココナッツオイルというわけです。
(文/しらべぇ編集部・かずきち)