くみ取り式トイレ(ボットン便所)を使ったことがない人を調査!20代は3割が未体験
「ボットン便所」と呼ばれている「汲み取り式トイレ」。世代によってはいろんな思い出がある人も多いのではないでしょうか?
飛沫の跳ね返りでひやっとしたことがある人、財布を落としたことがある人、靴を落としたことがある人、自分が落ちたことのある人…。
古き良き日本のトイレということで、実家に帰るたびに懐かしさと新鮮さで汲み取り式トイレを使う、なんていう人もいるかもしれません。もしくは、「水洗トイレに慣れた今もう使えない!」なんていう人も多いかもしれません。
そこで、汲み取り式トイレを使ったことがない人を調べてみました。
汲み取り式トイレを使ったことがない
はい:13.6%
いいえ:86.4%
全体としては13.6%、20代はおよそ30%の人が汲み取り式トイレを使ったことがないことがわかりました。
日本のトイレ事情が劇的に変わっていったのはここ30年ほどです。その中に「下水道の整備が進んだこと」が大きな原因として考えられます。
そこで、下水道協会のデータを見てみると日本の下水道普及率は77%です。そうです、思ったより低いんです。そうなると未だに汲み取り式トイレを利用せざると得ない地域があるのは納得がいきます。
とはいえ、特に下水道の整備が加速的に進んだことを考えると20代の若者のおよそ30%が汲み取り式を使ったことがないのも理解できます。
トイレ文化は今後も進化を続けます。そのうち、ほとんどの人間が「温水洗浄便座が無いトイレには座れない!」なんてことになる可能性もあります。
5年、10年単位で大きな進化を続けるトイレ。そうなると、もう会えないトイレが出てくる可能性もあるのです。今使っているそのトイレにも、もう会えなくなる可能性もあるんです。
トイレ好きとしては、是非ともいろんな種類のトイレとの時間を共有したい! 新しく生まれるトイレにも、古くていなくなってしまうトイレにも感謝の思いを忘れず、真摯に向き合っていきたいと思います。
では、またどこかのトイレでお会いしましょう。
ジャー。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年3月20日~2015年3月23日
対象:全国20代~60代男女計1658名