前田敦子、こじはる…芸能界に複数存在する「ブス会」 ブスという言葉の捉え方に変化?
5月24日放送のトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系、日曜朝7時~)のキャスティングが話題になっています。
出演は、前田敦子さん・高畑充希さん・柄本時生さん・池松壮亮さんの4人。2010年に放送されたドラマ『Q10』の共演者同士である4人は、同作での共演から4年以上経つ現在でも仲が良く、自分たちのことを“ブス会”と名付け、しばしば集まっているようです。
今回の『ボクらの時代』出演は、前田敦子さんがSNS上で4人での出演を希望する書き込みをしたことがきっかけとなっており、同番組のゲストは通常3人ですが、異例の“4人ゲスト”が実現したことで話題になっているのです。
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さて、今をときめく人気俳優4人で構成される“ブス会”。実は、エンタメ業界には“ブス会”が複数存在するのをご存知でしょうか?
まず、前田敦子さんがもともと所属していたAKB48内にある“ブス会”が、高橋みなみさん・小嶋陽菜さん・峯岸みなみさんの3人による“ブス会”です。この3人で組まれたユニット名が「ノースリーブス」であるため、その最後の2文字をとって“ブス会”というわけですね。
ファンにはお馴染みのこの“AKB版ブス会”ですが、2007年頃からAKB48を追っかけているという“こじはる推し”の36歳の男性・Oさんは、「ブス会、されどその実は『AKB勝ち組人気メンバー3人衆』ですよね。ネーミングからあえて自虐的な空気を出すという現象に、現代アイドルっぽさを感じます」と話します。
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そして、舞台の世界にも“ブス会”は存在します。
AV監督としても活動する脚本・演出家のぺヤンヌマキさんが2010年に旗揚げした演劇ユニットの名前が、「ブス会*」なのです。
※画像はサイト「ブス会*」のスクリーンショットです
これまでに4回の公演を行っており、2015年5月22日から31日の日程で「第5回ブス会*『女のみち2012 再演』」を東京芸術劇場・シアターイーストにて開催している、このユニット。同公演には、NHKの朝ドラ『あまちゃん』のヒロシ(小池徹平)の彼女役でお馴染みだった安藤玉恵さんらが出演しています。
こちらの「ブス会*」の由来は、「ぺヤンヌマキとその友人たちが、女だけで集って愚痴や自慢をぶちまけまくる飲み会を『ブス会』と呼んでいたことに端を発する」と公式サイトで説明されています。つまり、ルックスの話ではないということですね。
もちろん、前田敦子さんのブス会も「ノースリーブス」のブス会も、ルックス的な意味で言われる“ブス”が集まっているという性質のものではありません。これらの現象を見るに、「ブス」という言葉の捉え方は一義的ではなくなってきているのかもしれませんね。
(文/しらべぇ編集部)