【旬のグルメ】5月の魚「初ガツオ」すでに食べた人の割合は?

2015/05/24 20:00

カツオ

日本列島は縦に長いので地域差はあるものの、古くから関東地方で「5月の魚」といえば、カツオ。

目には青葉 山ほととぎす 初鰹

カツオを食べるとき、必ずといってもいいほど頭に浮かぶこの一句は、日本でもっとも有名な俳句のひとつだろう。

作者は、松尾芭蕉とも同門だった江戸時代の俳人・山口素堂。

俳句において、季語をいくつも使うのは「季重ね」といって避けられることが多いが、季語を3つも使いながら「目に映る新緑の美しさ」「ほととぎすの鳴き声」「カツオの味覚」と、それぞれ違った感覚に訴える名句である。

江戸っ子が「女房を質に入れてでも食べたい」と憧れ、またそれほど高価だった初ガツオ。今年すでに食べた人は、どれくらいいるのだろうか?

アンケートサイト「マインドソナー」を使って、調査してみた。


画像をもっと見る

 

■初ガツオをすでに食べた人は4人に1人

初ガツオ

およそ4人に1人がすでに食べているが、 意外と少なく感じられないだろうか?


関連記事:「秘密」は絶対話すな!「誰にも言わないから…」を裏切る割合が判明

 

■「5月が旬の魚」は地域によってさまざま

カツオは、海水温が上昇すると黒潮に乗って北上する魚。日本海や瀬戸内海での漁獲高は、多くない。ちなみに、日本海で時おり獲れるものは「迷いガツオ」と呼ばれて珍重されている。

各県や漁協のサイトで発表されている「5月が旬の魚」は、以下のようにさまざまだ。

【県別「5月の魚」】

・静岡県:カツオ

・和歌山県:カツオ・イサキなど

・福岡県:サザエ・ヤリイカ・マダコなど

・広島県:マダイ・クロダイ・メバルなど

・島根県:岩ガキ・ノドグロ・ハタハタなど

・北海道:アイナメ・ウニ・ヒラメなど


関連記事:「5月病」は実在しない!?患者数から見てみると…

 

■カツオは新鮮なほどおいしい! 食べ残ったら…

カツオのたたき

©iStock.com/toshiro1015

このように東京を中心に、おもに太平洋側で珍重される初ガツオ。食べ方は、叩きや刺身が一般的だ。

熟成でうまみが高まる白身魚や大型のマグロなどと異なり、赤身のカツオは、鮮度が高いほうがおいしく食べられる

叩きで1サク買ってしまうと食べ残すことも多いが、醤油・酒・砂糖に臭い消しのしょうがを合わせて、さっと角煮にすれば、ちょっと日がたっても大丈夫。

季節がとどけてくれる美味しさを、上手に暮らしに取り入れたい。

(文/しらべぇ主筆・タカハシマコト

【調査概要】
方法:アンケートサイト「マインドソナー
調査期間: 2015/05/19 – 2015/05/22
対象:全国10代~50代男女438人

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

グルメ俳句調査カツオ
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング