エッチ原因はわずか5%! カンジダ症にかかる本当の原因とは?
症状が見られた場合には、婦人科に行って医師の診察を受けるのが一番のようですが…
@iStock/Attila Barabas
「性器カンジダ症」という病気を聞いたことはありますか?
症状として陰部のかゆみが見られることから、この病気を性病だと思っている人は少なくありません。
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■「カンジダ症=性病」と考える人たち
男女427人を対象に、カンジダ症の意識についてアンケート調査をおこなったところ、3割近くが、カンジダ症は性病であると思っている結果に。
カンジダ症は本当に性病なのでしょうか?
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■「性交原因」はわずか5%
大阪府大阪市内にある「しもむら本町レディースクリニック」院長の下村陽祐院長に話を伺いました。
※写真はイメージです
―カンジダ症は性交が原因で罹る病気なのでしょうか?
「約5%が性交が原因と考えられています。男性はガンジダ症を保有していても症状が出ることは少ないです。女性の場合、男性からうつったというより、もともと自身の腸管に存在したカンジダが性交によって膣内に入ることも考えられます」
―では、性病ではない?
「いえ、性交をきっかけに症状が出る人もおられますので『性病』という側面もありますが、95%は日和見感染(ふだん病原性を持たない常在菌が、免疫能力が弱るなどが原因で感染する現象)です」
つまり、9割以上の人はなんらかの原因によって免疫能力が低下し、カンジダの症状が出るというのです。ちなみに、体の構造上、カンジダ症の症状が出るのは、女性が大半だといいます。