日本一やる気のないアシスタント「吉田真由子」が「歴代最長記録」を更新するぞ!

2015/06/16 08:00

なんでも鑑定団

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2015年7月21日、日本のテレビ界で、ある記録が塗り替えられることをご存知だろうか。それは「テレビ番組における女性アシスタント最長記録」である。

<日本のテレビ番組女性アシスタント最長記録ランキングベスト3>

1位:岡部まり(探偵!ナイトスクープ)20年9ヶ月→降板済

2位:吉田真由子(開運!なんでも鑑定団)20年8ヶ月→継続中

3位:山瀬まみ(新婚さんいらっしゃい!)17年11ヶ月→継続中

※2015年6月時点


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■影となって番組を支える存在「女性アシスタント」

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現在の歴代1位岡部まり(番組上の肩書きは「秘書」)は既に番組を降板しているため、この7月にも鑑定団の吉田真由子が歴代最長に躍り出ることとなる。

より正確に言うと、岡部まりは1989年7月1日から2010年4月9日なので、在任期間は20年9ヶ月8日。対して吉田真由子は1994年10月11日からなので2015年7月21日の放送回でこれを越えるわけである。

かつてのメイン司会者、島田紳助から「日本一やる気のないアシスタント」と呼ばれた吉田真由子が、まさか「日本一長くアシスタントを務める女性タレント」になる日が来ようとは約20年前には誰も想像だにしなかったであろう。

だが、この記録。一朝一夕に達成できるものではなく、数々の難しい条件をクリアする必要がある。


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①番組自体が長寿番組でなくてはならない

ひとくちにアシスタント歴20年超というが、そもそも20年を超える長寿番組はそうあるものではない

しかも司会+アシスタントの布陣で望むような情報番組・バラエティ番組に限れば、20年超の番組自体が歴代で30本もない。

鑑定団も島田紳助・上岡龍太郎が司会をしていた『EXテレビ』の1企画から生まれたもので、これがテレビ東京系列有数の長寿番組にならなければ吉田真由子の記録もなかった。


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②アシスタントというポジションの新陳代謝の激しさ

番組の顔であるメイン司会は番組が続く限り代わらないことが多いが、アシスタントはそうではない

A-Studio』は毎年替わるし、『ミュージックステーション』も、おおむね4年おきに替わる。『出没!アド街ック天国』は比較的長いが、それでも大江麻理子アナの10年が最長である。

しかも近年は女子アナ起用が多く、短期交代の流れは一層激しくなっている。そんな中で鑑定団は「新鮮さ」よりも「定番化」を重視する番組であったため、吉田真由子はこの地位を維持できたと言えよう。


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③本人がアシスタントの立場で満足すること

通常、芸能界に長くいれば立場は上がるものである。仮に立場は上がらなかったとしてもアイドルから女優、歌手からバラエティタレントなど活動の場を変えて行くのが一般的だ。

同じ番組のアシスタントを20年続けるのは、たとえて言うなら、同一会社同一部署の係長を20年やるようなもの。本人がそこで野心を見せず満足するタイプでなければ、なかなか続けられるものではない。

吉田真由子の長期政権は、かつて島田紳助が指摘した「やる気のなさ」が逆にハマった結果なのかもしれない。


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■7月21日ついに頂点へ!

これら難しい条件をくぐりぬけ、吉田真由子はついに頂点に立つ。

意外にもプライベートではハーレーを乗り回すという彼女。バイクで言えば、7月21日をもって前を走る女性アシスタントはもういなくなる。

しかし、まだ男性では何人かのレジェンドアシスタントが彼女の前を走っている。

アッコにおまかせ!』のサブ司会を22年務める峰竜太、そして31年間『笑点』で座布団を運ぶ山田隆夫。彼らを超えるその日まで、吉田真由子の芸能界ツーリングはまだ終わらない。

(文/前川ヤスタカ

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