【現地レポ】氷の概念が変わるかも!?この夏「台湾かき氷」がアツイ!
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やあ諸君、ご無沙汰。かき氷刑事です。気象会社によると、6月中旬の今、日本に「かき氷前線」が上陸したそう。
今年も次々に現れるホシ(犯人のかき氷)を逮捕すべく、お腹を張って絶賛パトロール! さて、連載第1回目の捜査は、今旬の台湾かき氷を報告。
日本で進出するかき氷も、台湾の影響を受けたものが多く、そのアジトは見逃せません!
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①華麗なる氷、ふわっふわの「珈琲雪片氷」
台湾かき氷の特徴のひとつは、氷そのものの形。その代表がコレ。雪片氷という名の通り、繊細でふわっふわの食感。あらかじめシロップを混ぜた氷を削る。
白いミルク氷の上に珈琲氷が載るという二重構造は、とても丁寧な仕事。お店の名前「辛發亭」には、かき氷が根付いていなかった創業1972年当時の苦労を忘れないために「辛」の文字を入れたそう。
ホシの発展を支えてくれた、オーナーのおばちゃんのテキパキ働く背中に思わず、敬礼!
【辛發亭】
台北市士林区安平街1号
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②かき氷の顔した綿菓子!? 「御茶之水綿花糖氷」
まず、誤認逮捕をお許しいただきたい…最近かき氷と見分けのつかないスイーツが急増しているのだ。
何とこれは、巨大な綿菓子。下にはバニラアイスクリームやアーモンド、膨糖(台湾のカルメ焼き)が潜んでいて、エスプレッソをかけると、綿菓子がしゅるしゅると溶けていく仕組み。
温と冷、ふわふわとパリパリ、五感が賑やかに刺激されるのに、味はどこか懐かしさを感じさせる。ぜひ、積極的に誤認逮捕していただきたい。
【珈琲弄】
台北市松壽路12号
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③日本にも上陸! 「元カレ」とも分けあいたいかき氷?
台湾といえば、マンゴー。台湾のマンゴースイーツ専門店「マンゴーチャチャ」が昨年の4月、日本に初上陸している。
そこで逮捕したのは、現地台湾でも人気のかき氷「元カレ」。「元カレとでも分け合いたいくらいおいしい」という意味なのだそう。
中には黒蜜シロップのシャリシャリかき氷、表面はマンゴー果汁とミルクを凍らせたふわふわかき氷。
瞬間冷凍で鮮度にこだわった完熟マンゴーと一緒に食べると、甘みと酸味のバランスが絶妙に口の中に広がる。その他にも「蜜な関係」「モテキ」「初恋」など、気になる名前のホシが勢ぞろい。
【マンゴーチャチャ】
東京都渋谷区神宮前4-25-35 原宿メイプルスクエア2階
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■次回はヘルシーな「あの食材」を使った氷を逮捕!
もうひとつの台湾かき氷の名店「アイスモンスター」(東京都渋谷区神宮前)も日本に初上陸し、この夏は台湾かき氷があつい。
台湾かき氷のもうひとつの特徴、着色したシロップを使用せず、素材そのものの味を生かしたものが多い点を考えても、日本人にますます好まれそう。
海外からも優秀なホシがやってくるとは…むむむ、この夏もパトロールがさらに忙しくなりそうだな。次回は「ヘルシーに進化! お野菜かき氷」です。
(取材・文/しらべぇ編集部・かき氷刑事)