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【韓国で4次感染も】4割強がMERSウイルスの「日本上陸」を危惧

社会

MERS

Photo by CDC Global

新型コロナウイルスによる感染症で、致死率は4割を超えるとも言われるMERS(中東呼吸器症候群)が、韓国で拡大している。

中東のバーレーンに2週間ほど滞在した68歳の韓国人男性が、帰国後に高熱や咳を訴えて感染が判明。その後、韓国政府の初動のまずさもあり、6月15日までに150人以上が感染して16人が死亡した。

ソウル近郊だけでなく釜山での死者や、4次感染も確認されている。

また、患者と接触した可能性がある5200人が隔離されているが、その中には2〜30名の外国人もおり、日本人も自宅隔離の対象になっていることが発表された。

 

■「渡航自粛勧告」や韓国人旅客への体温検査も

韓国への渡航自粛を要請する国も増え始めた。新型肺炎SARSによって299名の死者を出した香港や、同じく5名が亡くなったベトナムなどの迅速な対応が目立つ。

【渡航自粛勧告を出した主な国】

・ロシア

・ベトナム

・アラブ首長国連邦

・香港

・マカオ

また、マカオの衛生局は、韓国からの旅行者すべてに健康調査票の提出を義務化した。

 

■虚偽の説明で海外渡航→発症も

家族がMERSを発症していた韓国人の男性が、ソウルからアシアナ航空で香港に到着したところ、入国検査で発熱が判明。しかし、検疫官にウソの説明をして入国し、広東省恵州市で発症する事態も。

また、患者と接触して隔離対象だった医師夫妻が、フィリピンに出国していたこともわかった。

 

■日本上陸は食い止められるか?

2014年に海外から日本を訪れた人のうち、韓国からの旅行者は約276万人で、台湾に次いで第2位。日本から韓国に旅行した人は228万人で、アメリカ、中国に続く第3位だ(JTB総合研究所発表)。

海外旅行

このように人の行き来も多い、もっとも近い隣国からウイルスが流入する可能性はあるのだろうか?

しらべぇ編集部では、全国10〜50代の男女390名を対象に、日本人の危機意識について調査を実施した。

mers

結果、約半数が「MERSは日本に上陸する」と考えていることがわかった。なお、企業では韓国出張を自粛するなどの動きが出ているが、日本政府としての渡航自粛勧告などは、いまだ行なわれていない。

対岸の火事が、これ以上燃え広がる前に収まることを祈るばかりだ。

(文/しらべぇ編集部・盛山盛夫

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