日本人と愛人契約で月〇万!? 広州の日本人向けクラブ元No.1嬢が語る中国夜事情
日本人と愛人契約で月〇万!? 広州の日本人向けクラブ元No.1嬢が語る中国夜事情。
夜の中国・広州。日本人駐在員たちが1日の疲れを癒しに向かう場所があります。そこには、「日式クラブ」の文字。
中国で「○式」は「○のスタイル」を表します。つまり、「日式」は日本式ですね。クラブは、若者が集う語尾上がりの“クラブ”ではなく、お姉さんたちがいるアノ「クラブ」のこと。まとめると、「日本式のクラブ」です。
料金体系も、日本のように「200~250元(約4000~5000円)/人」や「飲み放題付き350元(約7000円)/人」などと、“セット料金”で設定されています。
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一体、「日式クラブ」ではどんな女性が働いているのでしょうか? 日本の夜のお姉さんとは違いがあるのでしょうか?
ということで、某日式クラブの元No.1だった中国人女性にインタビューしてみました。アリサさん(仮名)25歳。現職は、某企業での日本語翻訳・通訳です。
休日モードのクールビューティーな美人さん。残念ながら、現職の都合で顔出しはNGです。(注:日式クラブで働く中国人女性のリアルな日本語力をお伝えするべく、彼女から発せられた言葉は基本的にそのまま起こしています)
― お仕事の期間と日本語レベルは?
「大学2年生から1年半、まあまあのレベルだったな」
― なぜ日式クラブの仕事を始めたのですか?
「ちょうど彼氏と別れたばかりで。その仕事をやってる知り合いが、まあ、日本人のバーでお酒を作ってお客さんに飲ませて、ちょっと話しするだけだって。落ち込んでたから仕事やったら気分転換なれるかなと思って」
― お給料は月にどのくらいでしたか?
「基本給料は2000元(約4万円)ちょっと。それに飲み物、ボトル代のバックだな。それから、指名料と同伴代。あ、同伴回数によってボーナスもあったから、月に15~20回は同伴したよ。1カ月で7000元~1万元(約14~20万円)くらいな」
ちなみに、広州の新卒初任給の平均は2500~3000元(約5~6万円)です。
― この仕事の良い面を教えてください。
「日本の友達が増えた。それがおじさんでも。日本人こっちにあんまり友達いないでしょ。でも土日は女の子とごはん食べに行きたいよ。だからいろんなところで美味しいもの食べて、日本語が上手になって、同伴して給料が増える」
― この仕事の悪い面はありますか?
「まず金の価値観が変わる。例えば200元(約4000円)は大学生には高いなーだけど、この仕事したら別にってなる。もっとキツイのが、男選ぶ基準が変わる。カッコイイ、将来有望、とかが普通だったのに、お金持ってるだけでいいって、みんなそういう考え方になってしまう」
― どうして仕事をやめたのですか?
「真人間になりたかった。この世界に浸かりたくなかった。満足感できる仕事場が欲しくて。男騙すではなくて、自分の努力で給料高めて、ちゃんと生活できる人になりたかったから」
― いまの仕事はどうですか?
「最初の給料は2000元ちょっとで服とかも買えなくて。前(の仕事のとき)はお客さんが服から生活用品までみんな払ってくれたよ。始めて半年は辞めたくなったけど、でも私は過去に振り向かないって性格だから、今の生活大変でもがんばってやっていきたい」
― びっくりエピソードはありますか?
「就職活動で面接行ったら、面接官がお客さんだった。ふたりとも、どこから話しようってなった。断りはものすごく遠まわしだったな(笑)」
質問に対して真摯な態度で答えてくれるアリサさん。元No.1というのも頷けました。
ちなみに日式クラブには、お店の仕事とは別で日本人と愛人契約し、お小遣いを月に1万元(約20万円)もらっているという女性もいるそうです。まさに、「夜の世界」ですね。
(文/しらべぇ編集部・ジュンジュン)
(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)