【ねこ拝見】キョロキョロ遭遇を楽しむ写真家さんの「〇〇の上にいるネコ」写真6選
珠玉の写真集『ネコメンタリー』(宝島社)が好評な松本光央さんに、「〇〇の上にいるねこ」の写真をテーマにお話を聞いた。
そもそも、街でねこを見つけるのは大変である。松本さんはキョロキョロしながら、「ねことの遭遇」を楽しむ。
「ネコが好きそうな場所を把握しておくことが大事です。
何かの上や下にいることが多くて、自動車の上や下、原付のシートの上とか。
よ~く見ると、自動販売機の上や木の上にいることもあります」(松本さん)
早速、松本さんが撮影した「〇〇の上で撮ったねこの写真」を紹介。
▲木の上に!
▲自動販売機の上にも。
▲自動車の上に。
▲よく見るとブロック塀の上にも!
▲屋根の上にも。
▲ウサギ(!?)の上にも・・・。
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●初めはネコに興味がなかった
松本さんがネコの写真を撮り始めたのはおよそ15年前。当初はネコを中心に撮っていたわけではなかった。
「元々、ネコにはあまり興味はなかったんです。色々な被写体を撮っているうちにネコの魅力に惹かれて撮るようになりました」(松本さん)
そもそも、松本さんが写真を撮るようになったのは、90代後半に起きた女性写真家ブームの頃、HIROMIXさんがコンパクトカメラで日常の写真を撮っているのを見て、自分も撮りたいと思ったことがきっかけ。
とっておきの写真は松本さん自ら製作しているフリーペーパー「ネコメンタリー」に掲載。
2011年に創刊して以来、既に27号を発行してきた。(不定期発行。発行情報はネコメンタリーのサイトにて)
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●松本さんのホームグランド
昔からよく行く場所は池袋、雑司ヶ谷、新大久保、西新宿、表参道などで、いずれも松本さんが自ら歩いて見つけ出した場所である。
以前、松本さんの撮影現場に同行させていただいたことがあるが、表参道から一歩入ったようなところに、東京とは思えないほどノンビリしている空間が広がっていて、ネコがのくつろぎの場となっている。
「ネコが好きそうな場所や、ネコの日常を把握しておくことが大切です」(松本さん)
絶対にエサでつらないのも松本さんの流儀だ。近づく時は音を立てないようにそ~っと近づく。
撮影する時のこだわりは、顔のアップの写真だけではなく、景色を入れて撮ること。
「その写真を見た人が、ネコが住んでいる環境に暮らしていることかがわかって楽しいです」(松本さん)
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●撮影時に、ちょっと照れることも?
ところで、山にいる人たちがすれ違うと、お互いが元気に挨拶をすることがあるが、街でネコの写真を撮っている人に出会うとどうなるのか? 筆者の場合は照れてしまうのだが…。
「僕も同じです(笑)。あえて他のところに行って、少し時間をつぶしてから戻ってきます。
ネコがいるところでみんなが撮っているのを見ると、なんとなく気まずいですよね」(松本さん)
筆者も松本さんも決して人間が苦手な訳ではないので、ご心配なく。
画像出典:Amazon
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