【たま駅長逝く】長野県にもいた「ネコ駅長」の気になる近況とは?
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和歌山電鐵(和歌山駅~貴志駅)の三毛猫駅長「たま」が6月22日、心不全で亡くなった。
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■野良猫から社長代理に
にゃんご!にゃんご!にゃんご! pic.twitter.com/gdIER86lvO
— 駅長たま (@ekichoTAMA) May 14, 2015
「たま」はもともと、線内の貴志駅(和歌山県紀の川市)にすみ着いたネコを母に持つ「野良猫」。
関係者の取りはからいで2007年、同駅の「駅長」に就任し、2013年には同電鐵の「社長代理」に昇進。16歳の誕生日を迎えた直後の今年5月から、鼻炎で体調を崩し入院していたという。
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■長野県の駅でも、ある一匹のネコが姿を消していた…
公式に社員として出世した「たま」ならずとも、駅周辺でよく見かけることで利用客や周辺住民から親しまれているネコを「駅ネコ」と呼ぶことがある。
「たま」の入院と同じ5月のある日、長野県を走るJR篠ノ井線のローカル駅「稲荷山駅」(長野市)で、1匹の「駅ネコ」が姿を消した。
駅の中にずっと住んでるネコ@稲荷山駅 pic.twitter.com/rXZgYkri3T
— こーへー (@formura5326) January 3, 2015
ネコには名前がなかったようだが、待合室や駅前広場でのんびりと過ごす様子が、たびたび目撃されていた。
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■ネコからの「手紙」で知る近況
同駅の待合室には、姿を消したネコからの「手紙」が張り出されている。元気でいると近況を記すと共に、駅利用客の健康を気づかう言葉もあった。
JR東日本長野支社によると、ネコは現在、県内の動物愛護団体に引き取られているという。足や目を傷めていたことから療養に努め、今後、同駅へ戻ることはなさそうだ。
手紙を残してひっそりと去った駅ネコが、静かな余生を過ごしてくれることを願いたい。
(取材・文/しらべぇ編集部・前田昌宏)