「ヤベ！いま全財産239円しかない！」大人の貧乏アピールに5人に1人がイラついてた

 

■ある若者の会話

夜も更け始めた都市部の繁華街。横断歩道の前で2人の若者が話しています。

「まだ店予約してないけど、適当に安い居酒屋入ろうぜ」

「いいね。あ、ちょっと待って！」

「どうした？」

「財布の中確認させて」（財布を確認する若者）

「…」

「…ヤバイ！いま財布見たら全財産239円しかない！キャッシュカードもゼロ！おごって！」

「おごりはダメ。じゃあ貸しな」

こんな若者の会話を耳にしたことはありませんか？　

思った以上に手持ちがなく、自虐的に現在の所持金を披露する男性。彼は財布の中に入ったお金を皮肉をこめて「全財産」と表現しています。

かつて、「学生は貧乏」という価値観が支配していたころ、お金がないことを積極的に嘆く若者の存在は珍しくありませんでした。

その影響か、一部の学生街には、未だに激安のラーメン店や居酒屋が軒を連ねています。

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■5人に1人が「貧乏アピールはウザい」

しかし、こうした「貧乏アピール」も、大人になれば「ウザい」と思われるケースも出てくるようです。

本サイトが実施したアンケート調査によると21.5％の人が「全財産◯◯円しかない」などの貧乏アピールにいら立ちを感じたことがあると答えています。

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■なぜ貧乏アピールは嫌われる？

お金がないことは事実だとしても、なぜそれをアピールすることが嫌われるのでしょうか。

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■金がないのはダラしない！

お金がないのは無計画な証拠で、何もエラくない（27才・女性・IT）

ダラしないだけであきれる（30才・男性・出版）

金がないならそれを言うなよ、と思う（32才・男性・電機）

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■別におもしろくない

「こんなに貧乏」なオレっていうアピールのつもりなのだろうけど、単にムカつくだけ（24才・女性・貿易）

学生時代のテンションで「100円しかない」って言ってくる同級生がいるけど、ただただ軽蔑しています（27才・女性・公務員）

■だから何？おごらないよ？

金がないという自虐ネタから「おごって」と言ってくるヤツとは以後ツルまないようにしている（25才・男性・無職）

おごりたくもないし、金を貸したくもない。大人になってから自分の経済状況を堂々と言うのは非常識（35才・女性・金融）

男に言われると恋愛対象からは絶対外れます（34才・女性・IT）

■

一時期、「自虐ネタ」として経済状況の悪さを語っていた人もいるかもしれません。しかし、大人になるとこうした態度を許容できない人も出始めるようです。

自分のお金は計画的にムリなく使うことが大人への第一歩なのかもしれません。

（文／しらべぇ編集部）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2015年5月22日～2015年5月25日
対象：全国20代～60代　男女1651名