トイレが「女性用」と「男女兼用」しかない…に納得がいかない人は◯人に1人と判明

2015/06/30 10:00

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皆さんこんにちは。トイレ博士のどきどきキャンプ・佐藤満春です。飲食店などでトイレに行くとトイレが2つ。1つは「女性用」もう1つは「男女兼用」。

男女兼用にも女性が入っておりなかなか出てこない…。やっと出てきたと思ったらメイクをバッチリ直した女性がゆっくり出てきた! こっちはギリギリまでおしっこ我慢してたのに!

男性の皆さんはこんな経験ありませんか? 実際のどのくらいのパーセンテージの人がいらついているのか調べてみました。こちらです。

飲食店で女性用トイレと男女兼用トイレの2種類しかない店は納得いかない

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結果は、22.8%です。これ、一番驚いたのは年収別のデータです。

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年収が多ければ多いほど、納得いかない人の数字が大きくなっています(一部前後してますけども)。面白いデータですね。そもそも男女兼用ではなく、「男性用にしてよ!なんでなんで?」そんな声も多いと思います。ではなぜ「女性用」と「男女兼用」のトイレが多いのでしょうか?

大きく理由は2つあると思います。まずは女性のほうがトイレの滞在時間が長いこと。あらゆるデータがありますが、おおむね男性より女性のほうが、滞在時間が2倍〜3倍ほど長いと言われています。それはもちろんメイク直しや髪形直し、などなど男性よりやることが断然多いのでそこは納得がいきます。

お店側からするとトイレが2つしかおけないとなると、どうしてもトイレの回転率をあげるには「男性用」ではなく「男女兼用」にしたほうがいいと。そのような判断だと思います。

2つ目の理由として考えられるのは、ターゲットを女性においている店が増えたということ。飲食店で女性客が多い店の場合。当然のようにトイレの設備が女性寄りになっても仕方ありませんよね。

デパートなどの商業施設は完全にターゲットが女性です。ですので、女性トイレがかなり充実している反面、男性トイレはいたってシンプルだったりします。

女性のほうがお店選びの際に「トイレがキレイかどうか」を判断基準にする人が多いということもあるでしょう。とはいえ、男性もちょっとおしっこをするだけなのに延々と待たなければいけないのはつらいです。

そこでトイレ博士佐藤からの提案。

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男性用小便器を別で設置する

これは実際に設置が進んでいるように思います。男性は小便にかかる時間はわずかです。そうなると小便器さえ設置できれば余計な行列やトイレ渋滞に巻き込まれることもないでしょう。

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男女兼用便器を再発売する

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*画像はTOTOKIDSのスクリーンショットです

皆さんは「男女兼用立ち小便器」の存在をご存知でしょうか? 1950年アメリカのAmerican Standard社が開発した便器で女性もかがんでおしっこができる形になっています。女性がパンティーストッキングを電線させないために作れた、という話もあるようです。

日本でもTOTOが1951年〜1971年まで販売をしていました。現在は生産中止。

1964年の東京オリンピックのため国立競技場にサニスタンドを置いた話は有名ですね。女性アスリートが競技前にすぐ用をたせるために設置したそうですがほとんど使われなかったとのこと。

あの、サニスタンドを今こそ復活! させることができればトイレの少ない飲食店でもトイレ渋滞を減らすことができるのではないでしょうか?

そもそも「化粧を直す人」と「おしっこをするだけの人」では滞在時間がだいぶ違うはずなので何かここに解決の鍵があるように思います。

トイレの課題はまだ山積みです。今後もその課題に正面から向き合っていこうと思います。

またどこかのトイレでお会いしましょう。
ジャー。

(文/どきどきキャンプ・佐藤満春

qzoo 【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年5月17日~2015年5月22日
対象:全国20代~60代男女計1671名

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