わたしが20歳まで刺身を食べられなかった怖い理由【成瀬心美の嫌よ嫌よも愛のうち】

2015/07/11 19:00

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みなさんこんにちは、成瀬心美です!

わたしは、23歳くらいからやっとビールが飲めるようになりました。今年26歳なので、ビール歴はまだ2年ほどですね。だからこそ、今年の夏は、より深くビールを愛するようになるため「ビアガーデン」に行ってみたいという願望が強くあります! ゆーて、あんまり飲めないけど!

さて、ビールをはじめ様々なものの経験値が浅いわたしですが、過去に特に驚かれたのが、刺身です。

わたしが刺身を食べられるようになったのは、20歳くらいのことでした。なぜそんなに遅かったのかといえば、その背景には、お母さんがわたしに話していた“ガチなのか冗談なのかわからない”教えがあったんです。それは…

「刺身は、子供が食べるとお腹に虫がわいちゃうのよ」

という教え。幼く純真な少女であったわたしは、このお母さんの言葉を100%信じていました。「お腹痛くなったらかわいそうだから、お母さんが食べてあげるね!」なんて言われたときには、「うちのお母さんは、なんて優しいお母さんなんだ!!!」と感動したものです。

で、20歳くらいのときですね。ある日マネージャーさんとご飯を食べに行ったとき、言ったんです。「あ、わたし刺身いらないです。お腹に虫がわいちゃうんで。ていうか、気を付けたほうがいいですよ」って。そうしたらマネージャーさん、「え、バカじゃないの?」と一言。

バカ…? このわたしがバカ? あなたのお腹を心配して忠告してあげたのに、バカ…?

さらにマネージャーさんは、「おれ刺身で腹をこわしたことなんてないし、めっちゃ美味いんだから食べなよ」とすすめてきます。そうまで言うなら、食べてみようかしら…。そう思って口に入れてみたら…。

どっひゃー!!!! めっちゃ美味いやないか!!!! なんだこれ、天才か! お魚さーーーーん!!

それからというもの、刺身が大好きになったのは言うまでもありません。そして現在まで、お腹をこわしたこともありません。刺身とビールの組み合わせ、最高です!! 思えばもうわたし大人だから虫わかないや! あっぱれ!

ただ、調べてみたら、お母さんが言っていたことも全然ウソではないんですよね。

刺身には、食べると食中毒になる危険性はやっぱりあって、特に怖いのが「アニサキス症」。アニサキスっていうのは、魚介類に寄生する寄生虫のことで、それが人間に感染すると「アニサキス症」を引き起こしてしまいます。

びえー。

症状は、激しい腹痛、吐き気、じんましんなど…。あの郷ひろみさんは、サバを食べて「アニサキス症」になったことがあるそうで、その苦しみは尋常じゃなかったそうです…。

そもそも、名前からして怖い! 文字を入れ替えれば、「兄貴、刺す」。ヤクザ映画か!ってね。

だから、わたしはお母さんがウソをついていたとは思いません。本当に心配してくれてたんだろうなと。ということでお母さん、わたし、細心の注意を払いながら刺身を食べていきますね! みなさんも、夏はご注意ください!

(文/成瀬心美

※追記:本記事は、配信後に誤字を修正いたしました


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