ブラック企業のイメージTOP8!新人放置・ジャイアン的な経営思想など笑えない話が祭り
違法な長時間労働で大手シューズ販売店が書類送検され話題となっているが、一般的にブラック企業のイメージとして強いのはどのようなものだろうか。10,969人によるアンケート上位8件をみてみよう。
新人放置、経営者が犬と出勤
アンケート8位は「社員教育がほとんどない」(417票3%)。右も左もわからない新人を放置するほど先輩社員にも余裕がないなど、殺伐とした社内ムードがうかがえる。
7位「公私混同」(515票4%)もツラい。私用への資金流用などはよく聞くが、「ペット禁止のオフィスに社長が優雅にチワワと同伴出勤して、みんな引いている」という声も。こういった会社と自宅を間違えているかのような行為も、じわじわと社員のモチベーションをそぐだろう。
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辞めるな!いや、今すぐ辞めろ!
6位、5位には「辞めさせてくれない」(706票6%)、「平均勤続年数が短い」(726票6%)という、一見相反するものが並んだ。4位「経営者がワガママ」(871票7%)と組み合わせると「オレが辞めるなといったら辞めるな」「お前、今日でクビな」といった法令無視のジャイアン的な経営思想が見え隠れする。「オレが白だと言ったら、例え黒でも白だ!という発言をリアルで聞くと思わなかった」というため息も。
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経営陣が高級ホテルに連泊 ※ただし給与は払わん
3位は「給料がかなり少ない」(1,551票14%)。絶対的な金額が低いのか、それとも労働の対価として少ないのか状況はさまざまだが、給与にまつわるトラブルはブラック企業と切り離せない。「給与が遅配してるのに、なぜか経営陣が高級ホテルに連泊して意味不明だった」という笑えない体験も寄せられた。
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トップはやはり異常な拘束時間
2位「休みがない」(2,958票26%)、1位「残業時間が長い」(3,225票29%)と、やはり度を超えて会社に縛られることがトップとなった。この対策として、国も通称「かとく」(過重労働撲滅特別対策班)を本格始動させている。これがどれほどの効果となるか、見ものである。
(文/しらべぇ編集部・伊東宏之)
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