【ぜんぶ雨のせいだ!!】悪天候による「不幸せな気分」を和らげる方法
梅雨明けの時期が近づいてきたが、台風の影響もあって、明けそうで明けないのが梅雨。雨の日、人間は無意識にテンションが下がってしまうというが、それによって株価までもが影響を受けている。
今日、周囲で不機嫌そうな顔をしている人のかなりの部分は、この株価暴落にやられているのだと思う、梅雨の朝。 pic.twitter.com/hEYgI71now
— 在宅合気道見習い (@FallingBlues) July 9, 2015
■実証されている天気と気分の相関関係
心理学では、こんな実験があるのをご存知だろうか? 実験者が「天気の良い日」と「悪い日」のそれぞれに、
「今、あなたは幸せですか?」
と、被験者に質問する。
すると、被験者は「天気が良い日のほうが幸せだと感じている」ことが判明したという。
しかし、質問の前にまず「今日は天気が悪いですね」などと言っておき、被験者に悪天候をあらかじめ自覚させてから同じ質問をすると、「天気の良いときと幸福度の差がなくなる」ということもわかっている。
これは、「天気が悪いから、気分も落ち込むのだ」と、気分を害する原因を理解したためだと思われる。
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■意外とカラフルな「雨グッズ」は気分を上げるため?
ところで、雨の日に女性のファッションを見ると、鮮やかな配色の雨対策グッズが目にとまる。このような雨対策のグッズが売れるのは、実用的な面に加え、沈んだ気分を上げるためなのかもしれない。
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■検証:雨の日の「気分」について聞いてみた
そこで実際、雨の日に「今、幸せですか?」と、複数の男女に聞いてみた。
「幸せかはわからないけど、元気はない」(20代・女性)
「天気が悪いと、朝の身支度に時間がかかるように思う」(20代・男性)
「職場で、晴れた途端に元気になる人がいる」(20代・女性)
「晴れているほうが外出でメリットが多いイメージがあるから、ずっと家にいる日でも、雨だとテンションが上がらない気がする」(50代・女性)
つまり、具体的な何かがあって気分が落ち込んでいるわけではなく、漠然と気分が沈んでいる状態と言えそう。そして「雨だからテンションが下がっている」と気づくことによって、そのときの気持ちを客観的に見ることができる。
雨の日は気分が下がると自覚している人も「日が差さないからだろう」「雨に濡れるから嫌なのだろう」と、気分を害する原因を考えてみるとよさそうだ。
また、雨の日にどうしてもテンションが上がらなかったら「雨のせいだ!」と開き直ってしまうのも、ひとつの方法なのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ぴたご)