これがわかればトイレ通!TOTO・LIXILについで衛生陶器シェア第三位はどこ?
トイレ博士・佐藤満春です。突然ですが、知っていればトイレ通の質問をします。「衛生陶器シェア第三位はどこだ?」
ほとんどの方が思い浮かばないことでしょう。衛生陶器メーカーで知っているのはTOTOとINAXぐらいではないでしょうか? INAXは現在「LIXIL」という会社になりました。トステムやサンウェーブと経営統合し、ハウスメーカーとして一大勢力を誇っています。INAXはブランド名として存在しますがトイレメーカーとしても今はLIXILとして認知されています。
質問から離れてしまいました。それでは、気にしなければ一生知らなかったであろう第三位をご紹介します。
と、その前に、衛生陶器シェアの第三位を知っている人がどのくらいいるか調べてみました。
そうですよね。これでも多いほうだと思います。そんな衛生陶器シェア第三位の会社は・・・「ジャニス工業」です!!
TOTO、LIXILで9割のシェア、ジャニス工業はおよそ5%と堂々の第三位です。ジャニス工業は、愛知県常滑市に本社がある歴史ある会社です。LIXILも常滑にあります。歴史的にも伝統的にも陶器が作られている場所なんですね。
トイレにも個性的な特徴があって、フロントスリムと呼ばれる形状のトイレを作っています。フチをスリムにすることにより、掃除やしやすくなっているんです! この形状は発明でした。他者では作れなかった技術でもあると思います。
ちなみに、「あれ? パナソニックは?」そう思っている人いませんか? パナソニックは衛生陶器のシェアには入ってきません。パナソニックのトイレは「陶器」ではないからです。そうです、有機ガラス系新素材。大きくくると樹脂に近いものでできているので「陶器」ではないんですね。
「陶器」は大きな釜で焼いて作ります。職人の手によってできあがる「作品」です。当然、パナソニックの新素材も素晴らしいです。それはまた別の機会にでも・・・。
ということで知っていると明日話したくなるトイレの話でした。違う機会で、アサヒ衛生陶器についても勉強しましょう。
ではまたどこかのトイレでお会いしましょう。
ジャージャー。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年6月19日~2015年6月22日
対象:全国20代~60代男女計1,666名