誕生日サプライズで重要なたった1つのこと【成瀬心美の嫌よ嫌よも愛のうち】
みなさんこんにちは、成瀬心美です! 私…もうすぐ26歳になります。歳を考えなければ!!!
楽しみだし楽しい誕生日。祝ってもらう幸せは、いくつになっても最高です。そんななか、今回ネタにしたいのは、「サプライズ」です。
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オシャレな飲み屋さんなどでよく見る、誕生日おめでとうのサプライズ。「よく見る」と言えるからには、場合によっては同じお店で複数の組がサプライズをやることもありますよね。
以前、友達と“クルージング女子会”をやったことがあります。そのクルージングには、わたしたちを含め6組のお客さんがいました。実はそのとき、わたしたちはひとりの友達のためにバースデーのサプライズを企画してたんです。もう、ウキウキですよ。喜んでくれるかなぁって。
すると、船内にあの曲が流れだしたんです。テレビ番組でよく聴く、「ハッ↑ピーバースデートゥーユー」の曲です(編集部注:スティーヴィー・ワンダー『Happy Birthday』)。
「お、きたきた!」と思い、サプライズだから「え、なんだろうねぇ?」みたいな雰囲気を出しながら待っていたところ…。スタッフさんたちが祝ったのは、別のテーブルだったんです…。
と、ここまでならよくありそうな話ですが、驚きなのがこの後。なんと、その日いた6組すべてがサプライズバースデーを企画しており、数分の間隔をあけて6回も「ハッ↑ピーバースデートゥーユー」が流れたんです!
そして、わたしたちの組はラスト…。もう、サプライズも何もあったもんじゃないですよね…。あの「タンタタタンタタ…」というイントロが流れた瞬間、「あ、次はわたしたちの組だな」って分かっちゃうわけです。だって、残りは自分たちだけだから!!
そのとき、わたしは思いました。スタッフさん、せめて、「ハッ↑ピーバースデートゥーユー」の部分で頭出ししてくれよ!! ってね。
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そんなこんなで、サプライズに気づいちゃう(気づかれちゃう)ことの気まずさを痛感し、さらに「ハッ↑ピーバースデートゥーユー」の曲のイントロも完ペキに覚えてしまったわたし。
毎年誕生日付近に友達と外で食事をしていると、店内であのイントロが流れた瞬間からソワソワしてしまいます。素知らぬ感じの友達、ドヤ顔でケーキを持っている店員さん、ちょっと明るさが変わる照明…。「あれ、これわたしへのサプライズタイムなんじゃないか?」って。
そんな自意識過剰な状態で待ちながら、それが違うテーブルへのサプライズだった場合…。もう、大変な感情になります。
ということで最後に、そんなソワソワからのダウンをしないための対策を提案します。
スタッフさん、名前呼ぶとか頭出しするとかしてくれよ!!!
(文/成瀬心美)