女装ブームに新展開!?岩手県で活躍する女装タレントがタイへ進出する理由とは?
ここ最近、“女装ブーム”が徐々に広がっているようだ。女装者とは、男性が女性の洋服を着たり化粧を施し容姿だけ女性になる人を指し、“性別として女性になりたい男性”いわゆるニューハーフとは一線を画しているジャンルだ。
AV界では大島薫さんを筆頭に“女装AV男優”が次々とブレイク(大島薫さんは2015年6月に引退)。女装者が集まる「女装カフェ」が各地にできたり、「オトコノコ時代」なる女装美少年総合情報誌が発刊されるなど、様々な方面で女装者がピックアップされているのだ。
芸能界でも同様の現象が起きている。岩手県では地元の女装タレント岩手蛍(いわてけい)さんが、テレビやイベントなどに露出するようになり注目を集めている。
蛍さんは活躍の場を岩手県だけではなくタイにも広げようと、今年から訪れるようになった。タイといえばニューハーフの本場。そのタイで“女装”の認知度を広め魅力を知ってもらい、日本とタイの架け橋になりたいという夢を持っているのだ。
そんな彼女が7月、タイのビーチリゾート地として有数のパタヤへ訪れた。パタヤはゴーゴーバーやバービアといったナイトライフエンターテイメントが盛んな街。パタヤでももっとも煌びやかな通りウォーキングストリートで、自分自身を知ってもらおうと考えたのがナース服を着てのパフォーマンスだ。
ネオンが無数に煌めくウォーキングストリートで、首からヒモを付けられたナース服の日本人男性が写真撮影を行ったのは初めてだろう。
通りを歩く白人たちのほとんどが足を止めて、奇異なものも見るように眺めている。客引きをしている女の子から看板を奪いとって、自身で客引きをするというパフォーマンスも見せてくれた。
今後蛍さんは定期的にタイへ足を運びつつ、タイのメディアにも出演していくのが目標だと言う。日本の“女装ブーム”は海を越えて、ニューハーフの本場でも開花するのか。女装タレント岩手蛍さんの挑戦は始まったばかりだ。
「岩手蛍の女装ブログ」
http://ameblo.jp/iwate-kei/
(取材・文/しらべぇ海外支部・西尾康晴)