SNSをやめたくてもやめられない人たち… グループ、ゲーム、負の感情などに原因
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FacebokやTwitterをはじめとするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。多くの人々が利用しているなか、本当はやめたいのに事情があってやめられず苦しんでいる人も少なからず存在する。
そんな人たちに、理由を聞いてみた。
■最も多く聞かれた理由
「“幸せな結婚生活アピール”みたいな投稿が多すぎて本当にウザい。でも、会社のグループがあるからやめられない。正直、『いいね!』なんて1ミリも思ってないけど、先輩の渾身の幸せ生活アピールに『いいね!』してしまう自分が嫌い」(20代女性)
「(メッセージツールに)既読機能があるから読んだらすぐに返信しなきゃいけないし、未読のままにしておくのも落ち着かない。疲れたので思いきってアカウントを消したけど、私だけサークルの連絡をメールで送ってもらうのが申し訳なくて、結局アカウントを作り直した」(10代女性)
会社やサークルなどのグループチャットは一斉に連絡ができる便利さがあるため、グループを抜けた後の連絡の手間を考えるとやめづらいようだ。
また、「見たくない投稿があっても相手が普段から会話する人となると、非表示設定にしづらい」といった声も聞かれた。
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■課金をしてしまったがために未練が…
ゲームを提供しているSNSだと、こんなことも。
「ゲームでランキング上位になるために課金していて、気づいたら1ヶ月で1万円以上使っていた。依存気味になってるからやめたいけど、退会すると今までの金も時間もすべて水の泡だと思うと、なんだかんだで続けてしまう」(30代男性)
「アイテムの単価が低く簡単に購入できるため、ついつい買いすぎてしまう」とのこと。また、お金だけではなく時間もかけている分、やめづらくなるようだ。
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■助けてください…
「彼氏が元カノとうつってる写真を発見してから、投稿やコメント欄、お気に入り欄までくまなくチェックするようになってしまった。
社交辞令でも女性に呑みに誘われているのを見かけるとつらい気持ちになるので、いっそやめてしまいたいと思う。でも、やめるとチェックもできなくなるので、結局やめられない」(20代女性)
SNSと恋愛の関係も、見逃せない。
以前、当サイトで調査したところによると、「恋人やパートナーとSNSではつながりたくない」という男性は42.0%、女性は48.8%だった。(※調査方法:インターネットリサーチ「Qzoo」、調査期間:2015年2月13日~2015年2月16日、対象:全国成人男女計1500名)
実際につながらないようにしているカップルや夫婦も少なくないようだが、だからといって「見ていない」というわけではないのである。
「ストレスのはけ口として愚痴用アカウントを作成。しばらく経つと自己嫌悪でアカウントを消すんだけど、ストレスがたまるから数日後には新しいアカウントを作ってしまう。もう数年そんなことを繰り返している。誰か助けてって感じ…」(20代男性)
やめたくても、さまざまな事情でがんじがらめになってしまい、簡単にはやめられないSNS。楽しさや便利さよりもストレスが勝ってしまったときには、注意が必要かもしれない。
(文/しらべぇ編集部・マツナガシズカ)