【捨て方がわからず傘をためまくる人たち】正しい捨て方が判明!だけど…

2015/08/08 18:00

しらべぇ0808傘

急な雨の日。外出先で傘がないとき、その場しのぎで買う人も多いのがビニール傘です。安価でなんとか雨風を防げるものの、暴風雨に変わると、途端に耐えきれずに壊れてしまうデメリットも併せ持っています。

結果、家に着くころには二度と使えないビニール傘を持って帰宅、ということも珍しくないでしょう。

さて、問題はこの傘をどうするか。ビニール傘は、金属を含むため燃えるゴミとして出すわけにもいかず、処分の仕方を迷っているうちに何本も家にためてしまう人もいるかもしれません。

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■3人に1人が「いらない傘を捨てていない」

事実、本サイトが実施したアンケート調査によると、30.6%の人がめんどくさい、やり方がわからないといった理由で、いらない傘を捨てていないと答えています。

【質問】めんどくさい、やり方がわからないといった理由で、いらない傘を捨てていないと答えた人の割合

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■ビニール傘の正しい捨て方は?

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では、ビニール傘の正しい捨て方とはどのようなものなのでしょうか。自治体によって異なるものの、傘の捨て方は概ね二種類に分かれます。

ひとつは、月に2〜3回ある不燃ごみの回収日に出すパターン。もう一つは、ビニール部分を燃えるゴミ、金属部分を燃えないゴミとして出すパターンです。

いずれにせよ、いらない傘はしっかり自治体が回収してくれるシステムが整っています。詳細が気になった方は「◯◯市 傘 ゴミ」と、ネット検索してみるとよいでしょう。

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■手に入れるよりも手放すことにコストがかかる社会

とは言え、これで問題解決と言い切ることは難しいかもしれません。

ゴミの回収日は日にちが決められており、指定日通りにゴミが出しにくいという人も少なくないからです。労働環境が多様化した現代社会では、帰宅時間が一定ではない人や、出勤時間がゴミ出しの日時と重なっている人が少なくないからです。

しかしその一方、傘がほしい時はいつでも、どこでもコンビニなどで購入することができます。また、傘に限らず、ほしいものを手に入れようと思ったら、ネットやコンビニで簡単に買うことができるのが現代社会。

つまり、現代社会は人々が消費しやすい仕組みが徹底的に整えられている一方、それを手放すこと、捨てることには多大なコストを消費者に負担させているのです。

こうした「手に入れいること」と「手放すこと」のコストのアンバランスさが、ビニール傘を代表としたモノをためやすい社会を形作っているのかもしれません。

(文/しらべぇ編集部

qzoo【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年7月24日~2015年7月27日
対象:全国20代~60代 男女1345名

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