イタリア男に学ぶナンパ術「褒められて嫌な女性なんていない」精神で声をかけまくる
@iStock/FRANCESCO CURA
夏も本番。イベントごとが増えナンパには最適な季節が到来です。ナンパといえばイタリア人。20代をイタリアで謳歌し、伊達男にナンパされまくった筆者が実体験をもとにイタリア人のナンパ術についてまとめてみました。
そもそも、「ナンパ」というよりとにかく一声かけるのがうまいのがイタリア人男性。なぜならイタリアは、「キレイな女性を見かけたら声をかけて褒めない方が失礼」という文化があるから。そのため、男性が女性に声をかけることにまったく抵抗がありません。彼らはどのような手法を使ってさらりと女性に声をかけるのでしょうか?
ナンパは1対1で
イタリア人男性は気になる女性を見つけたら、その女性ひとりに対してアプローチをします。日本のビーチなどで見かける、男子グループが女子グループに「良かったら僕たちとご飯でもどう?」「一緒にビーチバレーしない?」などと声をかけるシーンはイタリアではあまり見られない光景です。たとえお互いグループ同士でもナンパは1対1で勝負がイタリア式。ターゲットの女の子がひとりになった隙を狙って声をかけます。
完全にひとりになっていなくてもチャンスはいくらでもあります。飲み物を買いに行った時に列の前後だったり、食事で隣の席になったりと、距離が近づいた時に近い女の子にフランクに声をかければよいだけ。
女性側も男性から話しかけられて「ちょっとこの人面白いな」と思えてしまえば、嫌な気はしません。1対1のほうが短時間で好印象を与える確率も高いです。
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困っている人を助けるor困ったフリをする
恋の始まりは、「タイミング、ハプニング、フィーリング」とは良くいいますが、このハプニングを見逃さないのがイタリア人。困っている女性がいれば、すぐに話しかけます。道に迷っている、重そうな荷物を持っている、持ち物で両手が塞がっている、メニューをどれにしようか迷っている、などなど。どんなことでも話しかけるきっかけになるし、女性が喜んでくれて心の距離が縮まるキッカケを狙っています。
ハプニングが起こらないなら、ハプニングを起こしてしまうことも。さすがのイタリア人でも、気になった女性に声をかける隙が見当たらないことがあります。そんな時は自分が困ったふりをします。
「今何時ですか?」と声をかけるのが一番よくある手法ですが、道を聞いたり、オススメのお店を聞いたり、困ったふりから会話のきっかけを見つけていきます。その場合、「お礼にもし良かったらコーヒーを1杯おごらせて」と言うのがイタリア式です。
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変な下心を見せないコツ
イタリア人男性はとにかく数をこなしているので、引き際を見極めるのも上手いです。声をかけてダメなら、「オッケー、またね」と、落ち込む暇もなく次の女性にアプローチをします。「褒められて嫌な女性なんていないよね」というのが彼らの考えなので、気になった女性にはとにかく声をかけるのです。そして、声をかけたからには相手の女性を褒めたり、少し冗談を交えながらその場の会話を楽しむというスタンスなので、変な下心を感じさせません。
例えば「どこから来たの?」ではなく「きみは天から舞い降りたの?」と聞いたり、「彼氏いる?」ではなく「きみの彼氏は世界中の男を敵に回すことになるね」と言ってみたり。
相手が「え?」と聞き返すくらいのことを言ってみて、ありきたりな会話をしない工夫で相手を楽しませるのがイタリア人男性の声の掛け方。初対面の相手でも、楽しくその場で会話ができて喜んでもらえればお互い良いよね、という姿勢であくまで爽やかに数をこなします。
一期一会という言葉があるように、その瞬間を大切に、共に時間を過ごす人とその場を楽しむことは日本人もきっと得意なはず。是非、この夏の良い思い出作りの参考にしてみて下さい。
(文/しらべぇ編集部・辰巳真理 編集/砂流恵介)