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日本で「ヌーディストビーチ」は可能か?法律家が真面目に考えてみた!

コラム

sirabee0813satou001@iStock/TAGSTOCK1

もうそろそろクラゲが出没し始める、海に入る人にとって危険な時期がやってきましたね。ところで、世の男性にとって(もしかして女性も?)ヌーディストビーチは、一度行ってみたい憧れの地ではないでしょうか?

 

■ヌーディストビーチは「男の園」になる?

そこでアンケートサイト「マインドソナー」で、「ヌーディストビーチに行ってみたい人」の割合を調査してみたところ…

ヌーディスト

やはり男性の方が圧倒的な差で多いですね(笑)。ということは、日本でヌーディストビーチができても男性だらけ(苦笑)。なんてことだ!

 

■世界のヌーディストビーチについて

さて、ヨーロッパを中心に、世界には多数の「ヌーディストビーチ」や「ヌーディストキャンプ」があります。 それらは、全てを調べたわけではありませんが、各国の法律によって認められているのがほとんどです。

ちなみに、各国や各地方自治体で用意した観光案内のHPやガイドブックでも積極的に紹介しているようですね。

ところで、他人の裸を見ようとして「ヌーディストビーチ」に行こうとしているそこのあなた。「ヌーディストビーチ」によっては、裸になることを義務としているところもあるため、自分も裸になる必要がありますよ。

 

■日本では、ヌーディストビーチは可能か?

アンケート結果からして男性だらけになりそうですが、日本では、ヌーディストビーチは可能なのでしょうか? 調べたところ、昔、日本でもヌーディストビーチを作ろうとする動きはあったようです。

でも、日本の法律では、公然とわいせつな行為をすることを禁止しており、違反すると公然わいせつ罪という犯罪で逮捕されちゃいます。

そして、「6ヶ月以下の懲役や30万円以下の罰金等」を科せられる可能性があるのです。 では、「わいせつな行為」とは何でしょうか?

一般的には、「性行為や陰部の露出」を指しています。ということは…そうなのです。ビーチで、裸になっちゃうと「公然わいせつ罪」になり、逮捕され、陽の降り注ぐビーチで解放感に浸るどころか、薄暗い暑い留置場の中に、しばらくお泊りする可能性すらあります。

 

■キワどい水着は?

では、「陰部をギリギリ隠した際どい水着」の場合には、どうでしょうか? 実は、日本には軽犯罪法という法律があり、

公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でもも、その他身体の一部をみだりに露出した者は、拘留や科料になる

としています。解放感に浸りたい方には、「なんということだ!」という法律ですね。

そのため、例えば、海やプールでの水着姿は基本的には問題ありませんが、あまりにも際どい水着は、軽犯罪法違反になっちゃうかもしれません。

日本でヌーディストビーチの可能性は0でしょうか? 裸がダメ、キワどいのもダメ、普通の水着が限界なら、ヌーディストビーチはムリか…。

いえいえ、そんなことはありません。たとえば、法律等で、この地域は「ヌーディストビーチ」としたりする場合には、可能性はありますね。

「ヌーディストビーチ」特区のような形ですね(笑)。ということは、「ヌーディストビーチ」を作るためには、国会議員の先生方に頑張ってもらう必要がありますね。

 

■終わりに

欧米のように裸になることを義務付けるビーチは無理そうですが、脱ぎたくない人は脱がなくてよく、脱ぎたい人は脱いでもよい、そういうビーチなら作ってもいいような気がします。

(全員裸ではないので「ヌーディストビーチ」と呼べるかどうかビミョーですけど)

ビーチに魅力があれば、海の中がクラゲだらけでもお客さんを呼べるわけですし、割と本気でヌーディストビーチ、アリのような気がします。えっ、ダメですか?

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(文/弁護士・佐藤大和

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