「かわいくない」ナンパする勇気がないのを見栄で誤魔化すのは何歳まで?
ナンパというのは基本的に、ひとりでいるとき、または男性だけでいるときにやるものです。そしてナンパというのは、勇気を必要とするもの。慣れてしまえばなんてことはないとも言われますが、多くの人にとってはその“慣れるまで”が大変なんですよね。
女の子に声をかける勇気がない…。でも、男友達に「勇気がない」とは思われたくない…。よって、特に若い男性たちは、ナンパで声をかけられないことを誤魔化すために見栄を張るような発言をしがちです。
今回は、20代から30代の男性たちにヒアリング調査を実施し、そんな体験談を集めてみました。
■高校時代編
多くの男子高校生が初めてナンパに挑戦する場所といえば、「文化祭」です。こんな体験談が寄せられました。
「高1のときの文化祭。男子校だったからたくさん女子高生が来てたんですけど、仲良いグループの誰も声をかける勇気が出ず、ベンチに座ってずっと『あれはあんまりかわいくなくない?』とか品定めしてました。ただ単に全員童貞でビビってただけなのに、今思い出してもイタい」(29歳、Oさん)
「文化祭で『ナンパしようか?』って話になったんだけど、『午後になったらもっとかわいい女の子たくさんくるから』とか『あれたぶん先輩の友達の女でしょ?』とかなんやかんや言い訳つけて、結局声かけられなかった。
で、帰りにマクドナルド寄ったら隣のテーブルに文化祭に来てた女子高生がいたから声をかけようかってノリになったんだけど、そこでも『疲れた』とか言って誰も声かけず…。あのときナンパしてれば、もっと楽しい高校生活になっただろうなぁ」(28歳、Kさん)
対して、こんな話も。
「文化祭が終わる間近、勇気を出して暇そうにしてた女の子3人組に声をかけたら、放課後に一緒にカラオケに行く約束を取り付けることができました。仲間内でヒーローになりました。あのとき、人生がちょっと変わった気がする」(30歳、Kさん)
男子高校生らしい、素敵な話ですね。勇気を出した後には、新たな世界が広がっているようです。
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■20歳を過ぎても…編
さて、ナンパにまつわる“勇気と見栄の複雑な関係”は、高校を卒業してもまだまだ続きます。
「大学のサークルで仲良くなった友達が新歓のイベントでナンパしまくってて、『お前もしなよ』って言われたけど、岩手から出てきたばっかでそんな勇気なかった。でも、『あんま可愛いコいなくない?』とかいって誤魔化しました」(30歳、Iさん)
「大学のときに初めてクラブに行ったんですけど、やれ『あの女は酔っ払いすぎ』とか、やれ『あの女たちと飲んじゃったら、もっとかわいいコ来たときにもったいない』とか言って声かけず。最終的に深夜3時くらいに『今日はダメだねぇ』とか言って男ふたりで飲みに行きました。ダサい…」(31歳、Sさん)
「18で東京出てきて、『地元ではブイブイいわしてた』的なアピールをしたのが間違い。ナンパなんかできるわけもなく、いわゆる“チャラい”人たちと遊ぶのは辛かった。結局、28になる今までナンパなんてしたことない…」(28歳、Tさん)
このように大学生時代の体験談が並びますが、20代中盤になるとこのような苦しみから解放されるようです。
なぜかといえば、「若いときはナンパできたけど、この歳になるとなぜかできなくなる」という言葉が説得力をもつようになるから。結婚を意識するような彼女の存在も出てくる年頃ですからね。
若いからこそ、ナンパする勇気を持たなければならない。若いからこそ、見栄も張らなくてはならない。若いというのは、大変ですね。
(文/しらべぇ編集部)