「ホットロード」を漢字にすると…日本の映画・ドラマの中国語タイトルが興味深い

2015/08/21 17:00


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※画像は映画「ホットロード」オフィシャルサイトのスクリーンショットです

日本のドラマ映画は、中国でも大人気だ中国語に翻訳された字幕・タイトルが付いているものが多く、日本語が分からなくても全く問題なく多くの人が楽しんでいる。日本人が英語のドラマや映画を楽しむ構図と同じといえるだろう。

さて、中国語といえばもちろん漢字。しかし、単語によっては使い方や意味が日本語と違うこともしばしばだ。例えば「手紙」。日本語ではレターの意味だが、中国語ではポケットティッシュを意味し、まったく別物なのである。その違いを楽しむのもまた一興。

ということで、日本の映画・ドラマの中国語翻訳タイトルを紹介していこう。字面から湧くイメージと日本語の原題は、果たして一致するのだろうか。



●イメージレベル1:『麻辣教師GTO』→『GTO』(ドラマ版)

『GTO』の鬼塚先生の誰にも真似できない熱さはまさに! 四川料理でおなじみのシビレる辛さ、“麻辣”だ。

中国では、“辣媽(ホットなママ)”という誉め言葉もあるように、“辣”の文字は“辛辣”と違い、良い意味で使われることもしばしば。


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●イメージレベル2:『某某妻』→『〇〇妻』(ドラマ)

不確定なものを表すときに使うのは“某”だ。しかし、オリジナルタイトルをそのまま使っても遜色ないのでは? とも思えそう…。


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●イメージレベル3:『不完美的丈夫』→『残念な夫』(ドラマ)

どこで漢字を区切るかで余計に悩んでしまいそうなタイトル。中国語で“完美”はパーフェクトのことで、また“丈夫”は元気という意味ではなく既婚男性を指す言葉だ。


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●イメージレベル4:『賭博黙示録』→『カイジ』(映画版)

一昔前の“任侠”や“切った張った”という言葉が浮かびそうな、ヤクザ映画を彷彿させるタイトル。原作マンガのタイトルに入っている言葉でも、“カイジ”の文字が無いだけでイメージが大きく変わるものだ。


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●イメージレベル5:『熱血之路』→『ホットロード』(映画版)

これはスポ魂か? と思いきや、せつない青春映画『ホットロード』だ。

主人公の繊細な心が、熱血感120%に早変わり。直訳してしまうと、このような180度真逆ともいえるような字面のタイトルになってしまうこともある。

今回は映画やドラマのタイトルを紹介誌たが、中国や香港、台湾に旅行する際は、観光スポットだけでなく、様々な場面でこの漢字表記を楽しむのも面白いかもしれない。

(文/しらべぇ編集部・ジュンジュン

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