イセエビより高級!東京の都心で絶品「ザリガニ中華」を食べられる名店を発見
「ザリガニ」といえば、多くの日本人は「子供のころ、糸の先にスルメをつけて釣った」といった思い出くらいなのではないだろうか。ザリガニを見て、「おいしそう!」と思う人は限られるだろう。
しかし、TBS系列のドラマ『天皇の料理番』にも登場したが、フランス料理ではザリガニは高級食材のひとつ。日本でよく見られるアメリカザリガニも米国南部では一般的な食材で、中国でも人気だ。
中国では7月が旬の「ザリガニ」を食べてみた! 体に何か起こりそうな味?
夏が旬といわれるザリガニ、じつは東京でも気軽に食べられる店があると聞き、さっそく取材に行ってみた。
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■店内は全力でザリガニ押し
曙橋駅からほど近い中華料理店「姜太公」は、店内はもちろんお店の外にも「上海ザリガニ料理」の大きな看板が。ザリガニは「阿寒湖産」とあったで、アメリカザリガニより大型のウチダザリガニと思われる。
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■茶色いウチダザリガニもアメリカ原産
画像出典:Wikimedia
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■ザリガニどーん! 意外とおいしそう!
真っ赤に色づいて湯気があがるザリガニは、見た目的に完全に「食材」だ。「十三香」というスパイスと中国の山椒「花椒」を効かせた炒め料理だという。
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■うまい! でも食べるところが…
イセエビやロブスターのように頭をはずして尾っぽの部分から食べ始める…が、尾の部分はエビと違ってかなり小さい。
味は、エビのようなカニのようなシャコのような…しかし、臭みなどはまったくなくうまみが濃い気がする。
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■カニみそならぬ「ザリガニみそ」が絶品
お店の人が「アタマちゅーちゅーしてね」というので、仕方なくやってみたら、グロ画像のようになってしまった。たしかにうまい! そして、ロブスターやカニのように爪にも肉が詰まっている。
■殻入れがすぐいっぱいに
食べられるところが多くないので、殻入れはすぐいっぱいになる。殻はそれほど柔らかくないので、よほど歯が丈夫でなければ、残したほうがよいだろう。
■なんとイセエビのほうが安い!
たっぷり盛られているので楽しめるザリガニだが、料金は1980円。ところが、こちらのお店ではイセエビ料理が1380円で提供されている。ザリガニは、エビの中でもかなり高級なイセエビよりも高級食材なのだ。
■旬のうちにお試しを
秋からは上海ガニの季節に切り替わるらしいので、ザリガニを食べるのは今がチャンス。ザリガニ感が変わるかもしれない。
【姜太公 曙橋店】
住所:東京都新宿区住吉町2−18
営業時間:11:00~24:00(月~土) 11:00~23:00(日・祝)
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)