金持ちは「風水」を信じないことが判明!?ブームを支えるのは実は…
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「部屋の西側に黄色いものを置くと金運アップ」「観葉植物を置くと、気のめぐりがよくなる」などと聞いたことがある人もいるだろう。これらは、「風水」の考え方に基づいたインテリアのアドバイス。
風水は、古代中国から伝わる思想で、地理学と占いを組み合わせたもの。日本にも、奈良時代より前に伝来し、平城京や平安京の設計にも、風水の考え方が活かされたという。
近年の風水ブームは、1990年代から風水をタイトルにした書籍が出始めてから。今では、アマゾンで「風水」と検索すると2400冊以上の書籍がヒットする。
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しかし、これらを実際に気にしている人は、どれくらいいるのだろうか? 全国20〜60代の男女1345名に聞いてみた。
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■風水を気にして生活している人は約1割
「ブーム」というには意外と少なく、日々気にしている人は1割強のようだ。風水ファンは、どのような人たちなのか? 年代別に見てみると…
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■風水ブームは4、50代女性が支えている?
ほとんどの年代で、女性が男性をかなり上回っているのがわかる。もっとも風水を気にしているのは40代女性で、およそ4人に1人。次いで、50代女性が続く。
風水は、家の間取りやインテリアにまつわることが多いため、持ち家を手に入れた世代の関心が高く出ているのかもしれない。
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■年収1000万以上はほぼ気にしない風水で「金持ち」になれるの?
数ある風水本のタイトルで目立つのは、「お金持ち」「億万長者」といった、実利をアピールする売り文句。ということは、風水が本当に効くのなら、「年収が高い人ほど気にしている」というデータになるはずだが…
実際は、まったく異なる結果となった。風水の「支持率」は、年収500〜700万円の平均的な層でもっとも高く、1000万以上がいちばん低くなっている。
つまり、お金持ちの成功は風水を気にした結果ではなく、一般庶民が金持ちに憧れて読むのが風水の本、というところだろうか。
(文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年7月24日~2015年7月27日
対象:20代~60代の男女1345名