【毒親診断つき】人生につまずいている原因は「親との関わり」にある?
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昨今、「毒親」という言葉が世の中に拡がっている。子供の心を深く傷つけてしまう親のことだ。よく「母が重い…しんどい」と、実の母親と娘の関係が深刻な問題としてメディアでも取り上げられている。
普通の家庭に育っていても、日々の小さなできごとの繰り返しが、考え方のクセや価値観を形成し性格を作りあげていくもの。子供時代の家庭環境や、親子関係で身につけたそれらが、人生に大きく影響を与えるのは自然なことだ。
たとえば、自分と親の関係をふり返ったとき、
「自分は普通の家庭に育った、トラウマとなる出来事もひどい仕打ちをされたことはない」
「親との関係は良好であり、問題はなかった」
という人でも、苦しんでいる悩みの原因が、実は「毒親」にあったという人もいる。
「こんなにしてあげたのに」「あなたのためよ」 と、言われた経験がないだろうか。育ててもらった恩はある、感謝もしている。しかし時として、重荷をかせられた呪いの言葉のように、体に染み付いてしまっていることも。
そこで、メンタルコーチでありカウンセラーの加藤なほ氏に、自分は「毒親に育てられたのか」を確認できる10項目を、以下にあげてもらった。
■7個以上当てはまったら、可能性あり?
①恋人や友人、職場の人間関係がこじれやすい。
②人と争いになったりすることがある。
③誰かに心をひらくことが怖い。
④人と親しくなりすぎると傷つけられる、関係を切られるのではと思う。
⑤自分がどんな人間かわからなくなる。
⑥やりたいことや、自分がどう感じているかわからない。
⑦時々無性に腹がたち、なんとなく悲しみや虚しさを感じる。
⑧リラックスして楽しい時間を過ごすことが苦手である。
⑨自分の価値観がわからなくなり、誰かに愛される自信がない。
⑩何をしても満たされず、不十分な人間であるように感じる。
このなかで、7個以上当てはまるとしたら、人生がうまくいかない原因は「親との関わり」にあるかもしれないと、加藤氏は言う。
なかでも、過剰なコントロールをして子供の心を深く傷つける親に育てられた場合は、上記のチェック項目のような特徴をもってしまい、幸せを感じ難い傾向に。それにより自分だけではなく、周囲の人間を傷つけるといった可能性があると話す。
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■解決法はあるのか?
①自分の心のパターンに気づき、自分をしつけ直す。
②心のパターンを変えていき、自分自身を癒し愛する。
この2点を進めていくことで、より良い人生に変わっていくそうだ。そして今、親子関係で悩む人へのメッセージを加藤氏に聞いた。
「親や周りの人に振りまわされることなく、幸せは自ら生み出すことができます。
人生は自分次第! 幸せは果てない! と感じられるよう、自分をしつけ直し多幸感をあげて生きましょう」
(文/しらべぇ編集部・めりあ 取材協力/カウンセラー・加藤なほ)