実録!TVプロデューサーに聞いた「嫌われる女性芸能人」の共通点3つ

2015/08/29 07:30

sirabee0829gou5©iStock.com/ jian wang

数多くの番組を手がけるTVプロデューサーA氏は日々、タレントやモデル、アイドル、女優といった女性芸能人との打ち合わせを重ねている。

そんなA氏によると「この人いけすかないな…」と思う女性には、不思議なことに共通点があるという。仕事で飲み会で「いつの間にか嫌われる女性」にならないために気をつけておきたい、その共通点とは!?

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(※プロデューサーのA氏、日々女性芸能人を相手にしている疲れがにじむ)


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■いけすかない共通点①:仲間内のノリが丸出しな言葉遣い

ゴウ:どういうことですか?



A氏:これは、チャラい感じのタレントさんに多いんですけど…。そういった人が所属する事務所にもチャラ目のマネージャーさんが多くて、そのチャラい仲間のノリで打ち合わせされると、いけすかないです。



ゴウ:例えば、どんなノリですか?



A氏:会って少ししか時間が経ってないのに、私のことを「パイセン」と呼び始めたり。「◯◯パイセン、ウケるっすね~!」とか。



ゴウ:急に距離縮めてきますね?


A氏:かと思えば、「それ、ヒザポンだよね~?」「ヒザポンっすね~!」みたいな感じで自分達の間で広まってる言葉を使ったりして、疎外感を感じたりもします。



私も必死で「ヒザをポンと打つから『なるほど!』という意味なのか…」と考えたりして話題についていきますが、輪の外に出された気分がぬぐえないですね。



ゴウ:お若い女性グループなどが「友達の◯◯に似てるよね~!」「似てる! ウケる!」とよく知らない人の話題で盛り上がってるときに感じる、あの疎外感ですね。


A氏:はい、部外者と話しているということを忘れない節度が欲しいです。


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(※遠くを見つめるA氏。堰を切ったように独白は続く…)


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■いけすかない共通点② 受け答えがテンプレ化

A氏:先程の点とは正反対なんですが、最近、若い女性タレントさんと打ち合わせをすると、みんな同じような受け答えをしてくるんです。感じは良いんですけど、紋切り型というか…



ゴウ:どういった受け答えですか?



A氏:TVに出る機会の増えてきた女性タレントと打ち合わせに行くと、まず「どこかでお会いしましたよね?」と言ってくる人がいます。


最初は「覚えててくれたのか~!」と嬉しかったんですけど、会う人会う人「どこかでお会いしましたよね?」と言ってくるので、「もしかしたら、これはスタッフに気に入られるフレーズとして女性タレントの中で出回っているんじゃないか…」と。



ゴウ:たしかに、言われて嫌なフレーズじゃないですものね?



A氏:そうなんですよ。一般的にタレントさんは多くのスタッフと出会ってるので、1度仕事したぐらいじゃ、顔を覚えることもないと思うんですよ。


ゴウ:僕、何年も仕事してる人からも、会う度に「はじめまして」な空気出されますよ。



A氏:ゴウさんは、それが売りじゃないですか(笑)。その点「どこかでお会いしましたよね?」はよくできたフレーズなんですよ。実際に会ったことがあれば「そうなんですよ、◯◯という番組で会ったことが…」と、こちらから情報を提供するじゃないですか?


そうすると、その女性タレントも「あ~、そうですね! あの時!」と、実際には覚えてなくても思い出すことができる。
会話のキッカケをつかめるんですよ。



ゴウ:仕事したことない場合は、どうなるんですか?



A氏:そこもよく考えられていて、「いや、会うの初めてですよと答えると、あれ?そうでした? 会ったことあるような雰囲気だったから。これからよろしくお願いしますね!と抜群の笑顔で返すんですよ



ゴウ:うわ~、感じが良い!!



A氏:感じ良いんですよ。でも、何人もがその受け答えをしてくると「これ、スタッフを乗せるテクニックだな…」と勘ぐってしまいます。


ゴウ:みんなに言ってるんだろうな…って考えちゃいますよね。



A氏:それでも何人かは、私だけに言ってくれてると信じてますけどね。



ゴウ:まんまと策にはまってるじゃないですか!


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(※A氏の仕事道具。A氏を特別だと思っている女性タレントの連絡先は入っているのだろうか…)


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■いけすかない共通点③ 打ち合わせなのにメニューにこだわる


A氏:こちらは早く仕事の話に入りたいじゃないですか? それなのに、店員さんに「このドリンクには何が入ってるんですか?」とか、アレコレ質問して、ジックリ選ばれると



ゴウ:そんな人いるんですか?



A氏:いるんですよ。で、こちらも社交辞令的に「お食事は大丈夫ですか?」と聞くじゃないですか? ドリンクにこだわる人は、食事も頼みがちですね。そうなると「ちょっと、この人、大丈夫かな…」と思います。



ゴウ:大丈夫かな…というのは?



A氏:これから打ち合わせするって分かってるじゃないですか? ということは、台本だとか資料をテーブルに広げますよね? なのに、食事を頼んだら、そのスペースがなくなってしまいます。さらに、だいたいドリンクが先に来て、少し後から食事が出てくるじゃないですか?

 
そうすると、いよいよ打ち合わせが佳境というときに「ラザニアお待たせしました~!」と料理が運ばれて来ます。で、「おいしそうですね~。」とか「気にせず食べてください。」とか言ってる間に、打ち合わせの気分がそがれてしまうんですよ。


ゴウ:なるほど、少し食べてから「で、何の話でしたっけ?」となりそうですね。



A氏:まさに、その通り! そういう展開になることが見えてないから、ガッツリ頼んじゃうんですよね。となると、「こんなに空気読めない人、使って大丈夫かな…」と不安がよぎります。



ゴウ:メニューの頼み方から、仕事ができるかどうかまで見てるんですね?



A氏:はい。ロハスなスローフードも大事かもしれないけど、今は仕事でしょ! って。あと、打ち合わせするお店を指定してきて、そのタレントがシャンパンとか食事を頼んで、お会計が3万円ぐらいになったときは震えましたね



ゴウ:もう一度会いたくてですか?



A氏:逆です。怒りのほうです。



ゴウ:あ、本来のほうの震え方ですね。


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(※何かを思い出したのか、手を硬く握って震えをおさえるA氏)

いけすかない共通点。それは裏を返すと、相手との距離をきちんと取って、使い勝手の良いフレーズに頼らず、何のためにそこにいるのかわきまえる…といったシンプルな立ち振る舞いを忘れなければ、そうそう嫌われないということかもしれない。

(文/ゴウヒデキ

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