長渕剛の歌詞のように「東京に死にたいくらい憧れてる」人は〇%! 20代228名に調査
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8月22日に“10万人オールナイト・ライヴ”を開催し話題となった歌手の長渕剛。その代表曲のひとつ『とんぼ』(1988年)には、このような歌詞がある。
死にたいくらいに憧れた 花の都“大東京”
薄っぺらのボストン・バッグ 北へ北へ向かった
鹿児島県出身の長渕。若き日、遠く離れた場所から東京での成功を夢見ていたことがこれでもかと伝わってくる力強い歌詞だ。長渕の楽曲にはこのほか、『東京青春朝焼物語』(1991年)という人気の“上京応援ソング”があり、特に現在の40代以上の上京経験者にとって、長渕は特別な存在となっているようだ。
■20代に聞く「死にたいくらいに東京に憧れていますか?」
では、長渕が『とんぼ』で歌ったように、いま現在「東京に死にたいくらい憧れている」という人はどれくらいいるのだろうか?
地方在住の20代228名を対象に、「死にたいくらいに東京に憧れていますか?」というアンケートを実施した。結果は以下の通り。
このように、数字としては少数だが、およそ20人に1人の割合で「死にたいくらいに」東京に憧れている人が存在しているようだ。
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■実際に上京してみたら…
では、実際に「死にたいくらいに」東京に憧れて20代になってから上京してきた人たちは、現在の東京生活をどう感じているのか? 話を聞いてみた。
「大学までは東北にいましたが、就職は絶対東京でしたいと思い、必死に就活しました。上京して8年、もう東北に戻って生活することは考えられないですね。たまに地元に帰りますが、何日かいて東京に戻ったときのほうが『帰ってきた』という感覚が強い。楽しいことをしようと思えば24時間できるのが東京の何よりの魅力です」(30歳男性、Tさん、福島県出身)
「24歳で東京に出てきてから13年、いろいろ大変なこともあったけど、いまは上京して本当によかったと思ってます。夢が叶ったというほどのもんでもないけど、自分がいま東京のエンタメ業界のど真ん中で働いてるなんて、若いときの自分に言っても信じないでしょう。東京は、必死に働けば裏切らない街だと思います」(37歳男性、Nさん、香川県出身)
これに対し、こんな声も聞かれた。
「8年東京で働きましたが、そろそろ地元に帰ろうと思ってます。そのための転職活動もちょこちょこしてます。こないだの年末年始に久々に地元に長居したら、東京ではありえないほど落ち着いたし居心地がよかったんですよね。東京で忙しく働いてると、大事なものを見失う気がします」(31歳女性、Yさん、和歌山県出身)
東京に憧れて上京しても、思い通りにはいかなかった。そういう人も当然いるということだろう。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:地方在住の20代男女計228名