「制服にスカーフは不要」派は◯割!時代を反映するCA制服の歴史

2015/09/06 11:00

sirabee0907ca03©iStock.com/ DmitriMaruta

「スチュワーデス物語(主演:堀ちえみ)」をはじめ、「やまとなでしこ(主演:松嶋菜々子)」や「GOOD LUCK!!(主演:木村拓哉)」など、キャビンアテンダント(CA)の世界を舞台に放送されるドラマは数多く存在します。

人気俳優が主役に起用され、どの時代に放送されても高視聴率番組として人気が高い。そんなCAドラマを観ていると、必ず目にとまるのがCAの制服。実在の航空会社がモデルになることも多く、必ずスカーフを着用しているのが印象的です。

しかしこのCA制服の象徴とも言えるスカーフについて、調査してみました。


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■6割以上が「制服にスカーフは不要」

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全国20〜60代の男女1413名に調査したところ、全体では6割以上が「CA制服にスカーフは不要」だという結果に。ドラマの描かれ方とは、だいぶ差があるようです。


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■今や「CA=スカーフ」は、都市伝説?

とくに顕著なのが、20代から40代男性の7割以上が「不要派」であること。

年齢が若くなるに比例して不要派の割合が高くなっている背景には、昔に比べ、日系航空会社だけでなく外資系航空会社にも搭乗する機会が多くなったことが、関係しているのかもしれません。

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今や、日本に路線を広げている外資系航空会社は数知れず、自国の民族衣装を制服として起用しているところも多くあります。その中で、日本人男性に高い人気を誇るのが、シンガポール航空のサロンケバヤ制服

sirabee0907ca03画像出典:Wikipedia

サロンケバヤとはシンガポールの民族衣装で、一度見たら忘れられない程の美しさを放っています。赤い口紅に妖艶な雰囲気のサロンケバヤを身にまとうCAは、首元が大きく開いており、とても女性らしい

その他、ジーンズやチェックの短パンを制服として起用している航空会社もあるそう。

日系・外資系航空会社含め、洗練されたCA制服を目にする乗客が増えたというのが、スカ—フにこだわらない理由の1つなのかもしれません。


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■スカーフとミニスカートを取り入れたのは1970年代

sirabee0907ca4画像出典:Amazon

1970年代といえば、日本は空前の高度経済成長期真っ只中。大阪万博が開催され、車・クーラー・カラーテレビが普及するなど、日本経済がおおいに盛り上がった時代です。

この頃、日系航空会社2社がCAの制服にスカーフとミニスカートを初めて取入れました。膝上8cmのミニスカート制服は大きな話題に。

しかしその後、日本経済が混乱に陥るとともに、CA制服のスカートも膝丈に変更されました。お金を使うことにウキウキしていた社会のムードが、CAの制服に少しばかり反映されていたのかも。

数年に1度はデザイン変更されるCA制服。今は、ミニスカート制服だとセクハラ問題や安全上の不安が問われます。スカート丈やスカーフの有無に関係なく、乗客が一目見て恋するような素敵な制服がたくさん出てきてほしいですね。

(文/しらべぇ編集部・きさりん
qzoo【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:全国の男女20代~60代1413名

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CA飛行機制服調査客室乗務員スカーフ
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