牡蠣マニアが教える!本気(マジ)か!札幌5坪では牡蠣が105円!
札幌にやってきました! どこかいい牡蠣やさんはないかな〜と探していたところ、見つけたのがすすきの駅から徒歩5分ほどいったところにある「5坪」なるお店。広さが5坪しかないのでそのまま店名になったようです。
店先には女性店員が一人。店内の席も5席ほどしかありません。あとはみんなカウンター前で立呑みです。
立呑みといってもかなり混んでいて、カウンター前のみに収まらずわさわさと人が店の前を取り囲んでいます。聞けば東京から出張で来ていてたまたま通りかかった人や、青森から北海道に牛を買い付けにきた人が知人に連れられて来ていたりと来店理由はかなりバラバラ。
でも、みんなのお目当てはただひとつ! 北海道厚岸産の牡蠣が1個105円なのです!
ちなみに、ホタテも105円! これは北海道価格すぎる〜! さすが北海道さん、太っ腹。
この牡蠣の産地として有名な厚岸の場所ってみなさんわかりますか? 北海道の東側、ざっくり言うと右下あたりです。そこから札幌までの距離、実に360kmを超えます。車だと5時間かかります。それって実は東京から名古屋まで行くよりも遠い。東京都から名古屋のある愛知県まで神奈川県と静岡県をはさんでいますからね、実に北海道が広いのかおわかりいただけますでしょうか。
なので、産地からとても遠い札幌の地で厚岸の牡蠣が105円ってすごくないですか? と言いたいわけなのです。
でも、そんなに期待しちゃいけないと自分に言い聞かせます。だって、105円ですよ? 身が痩せていたり、味がなかったり、小粒だったりするんだろうなぁとイメトレして挑みました。
でも、そんな気持ちも一瞬で吹き飛んだ! 焼きガキは半生で磯香りがふわ〜っと、身はとぅるんっとしています。
生牡蠣も身がぷっくらしていてどれも海水抜けておらず旨味と塩気がちょうどいいあんばいです。もう、なにこれ…うますぎる。さっきのマイナスイメトレ、本当に無駄な時間でした。
ちなみに、生牡蠣の味付けはどーんと置かれた100円ローソンの味付けぽん酢です。もみじおろしやレモン、青ネギはかけずポン酢一筋派の筆者にはこれで十分でした。
余談ですが、店によってはもみじおろしやネギが最初から乗って出てきますがあれって賛否両論あるのでは? と思っています。牡蠣ラヴァーだとかけるものの好みも様々。好きなものをかける自由が欲しいですよね。
それにしても、105円ですよ、これが。もう食べても食べても止まらない。しかも、1個おまけでくれました。105円の牡蠣におまけでもう1個つけるってどういうこと!? もう、北海道民、心が広すぎる〜!
しかもお隣さんが白貝をひとつくれました。これもハマグリのような味わいでとても美味しかった〜!
カウンターには気づけば殻がこんなに山積みに…むさぼり食った感がものすごく出ています。
ちなみに店内にはまだ剥かれるのを待っている牡蠣がこんなにありました。聞けばこれが全部なくなるまで営業し続けるんだとか。だいたい夜中12時すぎまではいつもあるようです。(日によってバラつきはあるとのこと。)
ちなみに牡蠣やホタテ以外にもおつまみはありますし、ドリンクもそこそこ揃っています。札幌に来たら牡蠣好きは5坪に立ち寄るべし。これだけは口を酸っぱくして言っておこうと思います!
5坪
北海道札幌市中央区南6条西4
011-551-7220
(文/しらべぇ編集部・denco)