スカイツリー至近の売春街にはこんなオシャレカフェができていた

かつて売春スポットだったこの地に、こんなにオシャレなカフェができていました

2015/09/07 09:00


かつての日本では、事実上、国家の公認で売春が行われていました。それが、通称「赤線地帯」と呼ばれるエリア。売春できるエリアを地図上で赤く囲んでいたことからつけられたこの名前。

代表的なものとして、江戸時代以来300年以上にわたって続く売春街・吉原、現在ではセクシャルマイノリティーが集まる街として知られる新宿二丁目が有名です。

こうした国家が容認した売春エリアがある一方、自然発生的に形づくられた売春エリアがあります。


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■もう一つの売春街

そのひとつが、東京東部の「玉ノ井」「鳩の街」と言われるエリア。玉ノ井は、いまでいう東京都墨田区墨田3丁目付近。駅で言えばJR東武スカイツリーライン・東向島駅からほど近いところにありました。

鳩の街は、現在の東京都墨田区向島五丁目から東向島一丁目の境付近にあたります。駅で言えば同じく東武線の曳舟駅からすぐのところ。


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■鳩の街の現在は?

どちらもスカイツリーにほど近く、現在では駅前に高層マンションが立ち並び、休日は観光客で賑わうエリアとして知られています。

鳩の街では、当局の監視を逃れるために細道の中に娼家(売春をする小屋)をつくったと言われています。そのため、いまでもこのエリアの区画はまるで迷路のよう。細道が入り組んでおり、全体を見渡すことは困難になっています。

現在は単なる住宅街となっている鳩の街。このエリアに売春街の名残はまだあるのでしょうか。その現状をご紹介しましょう。

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■鳩の街商店街を歩く
売春墨田区
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