5人に1人が話題の本を買っても読まない?エリア別で不思議な特徴も!
2015/09/09 19:00
画像出典:Amazon
今年の話題の人物の1人、お笑い芸人ピースの又吉直樹。彼の処女作である「火花」が芥川賞を受賞し、さらにその累計発行部数が209万部という驚異的な数字を記録したことで、今注目の的となっている。
そんな話題の本を読んでみたいと購入する人も多いだろうが、「買ったはいいけどそれだけで満足してしまい、結局読まずじまい」なんて人もいるのでは?
そこで、しらべぇ編集部では、話題の本を購入したことのある589人の男女を対象に「購入して、1ページも読まなかったことがあるか」を聞いてみた。
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■5人に1人は話題の本でも「積ん読」状態!
その結果、5人に1人が、話題の本を買っても1ページも読んでいないことが判明。一体なぜなのだろうか? 仕事の忙しさのあまり、読むことができなかったという日本人らしさなのか?
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■中間管理職は買ってもなかなか読めない?
そこで年収ごとに見てみると、500~700万円未満を頂点に山なりのようなグラフになっていることがわかる。
年収500~700万円は、一般的な企業で言うと課長などの中間管理職のポスト。やはり、上司と部下に挟まれて仕事が集中する忙しさから、本を読む時間がつくりにくくなるのかもしれない。
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■地域別で「積ん読率」が低いエリアは…
また、都道府県別にデータを見たところ興味深い結果が。
見ない人の確率が、ほとんどの都道府県で2割程度、東京は3割近い中、埼玉県と大阪府の2府県のみ1割を下回っている。とくに埼玉県は3.2%と非常に低い。本を購入したうちの97%の人が読んでいることになる。
大阪に関しては、よく言われる大阪人のもったいない精神が、折角お金を出して買ったのだから「読まなきゃもったいない」と発揮された結果かもしれない。
なんにせよ、本は決して安いものではない。読める時間があったら無精せずに読むのが吉。本で得た知識が無駄になることはそうないだろう。
(文/しらべぇ編集部・野夢宇 一貴)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:話題の本を購入したことがある全国の男女20代~60代589名