忙しい人が言いがち「ソファで寝ちゃった」 ソファで寝てほんとに体は休まるの?

2015/09/09 07:00

Sleeping businessman

©iStock.com/arekmalang

睡眠コンサルタントの友野なおです。

日中どれだけ集中力の高いコンディションで仕事に取り組めるかが、パフォーマンス力をマックスにして生産性を最大限引き上げるための鍵となります。実は、日中のこのコンディションを実現するために欠かせないのが、夜間の「睡眠環境の整備」です。

忙しくて睡眠時間がない…ということを自慢げに話す人ほど、残念ながら日中のパフォーマンス力は低く、いわゆる「できる人」からは遠い存在になってしまっている可能性も…。

しかも、そういった人の話を聞くと、睡眠の量がしっかり確保できていないだけでなく、ベッド以外の環境、例えばソファなどで就寝している人も意外に少なくありません

睡眠の質を高めて日中に良いパフォーマンスを発揮するというフローを仕上げるには、まず「寝返り力」を上げる必要があります。

寝返りは、就寝中の体を健康に保つための役割と、睡眠の質を維持するという重要な2つの役割を担っているのです。よって、寝返りが十分うてるだけの適切な広さと、寝ている体を支えるだけのサポート力が必要になります。

個人差はありますが、人は一般的に「一晩に約20回程度の寝返りをうつ」といわれており、人が安心して寝返りをうて、狭いと感じないベッドの大きさの目安は、肩幅にプラス30センチしたサイズ

一般的なサイズのソファでは、寝姿勢が無理な姿勢になりやすいうえに、狭さから当然寝返りがうちにくいので、夜中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」の原因になってしまい、睡眠の質はかなり悪くなるといえるでしょう。

また、一晩中不自然な寝姿勢が強制されてしまうと、当然肩こりや首こり、腰痛などの原因にもなります。それにより、日中のQOLも低下してしまうので、仕事のパフォーマンス力発揮どころか、心身の健康へのダメージも懸念され、軽視できません。

忙しい人、時間が限られている人ほど、就寝環境をしっかりと整えて質の高い眠りを得ることがマストです。快適なベッドで眠ることで、すべてのベースとなる「心身の健康」と、周囲からの評価を高める「生産性の高さ」の両方を手に入れるようにしましょう

(文/睡眠コンサルタント・友野なお

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