【9月9日は救急の日】その「119」は本当に必要?救急要請は5秒に1回も
2015/09/09 08:30
平成26年度総務省発表の救急・救助の現状では、救急出動件数は59万9,367件(前年比率1,8%増)。搬送人員は534万117人(前年比率1.7%増)と増加傾にある。
そこでしらべぇ編集部では、「救急車を利用した経験」について全国1379名にアンケートを実施した。
画像をもっと見る
■救急車の利用経験は4割弱
結果、およそ3人に1人が「呼んだことがある」と回答している。どのような理由で119番に電話したのだろうか?
関連記事:「無糖」「微糖」「加糖ミルク入り」選ぶ缶コーヒーでわかる男性の性格って?モテる人は…
■一方、呼んだことがない年代は60代女性?
なんと、60代の女性は20代男女と同じ割合で、救急を要請したことがないという結果に。60代は男性よりも女性の方が健康的ということなのだろうか。
■救急車の出場件数が多すぎると大変なことに
総務省によると全国で、「5.3秒ごとに1回、救急が要請」があるという。
東京では、1日で交通事故件数115人、救急出動件数は2052件にのぼるという(東京都総務局「くらしと統計2015」より)。中には、救急車を通院する病院までのタクシー代わりに呼ぶ人も含まれているのかもしれない。
救急車の出動件数が増えるほど、要請者の家から遠くいた消防署から救急車が向かうことに。現場への到着も遅れることになる。
■「呼ぶか、どうするか…」迷ったら救急相談センターへ連絡
全国の消防では救急相談センターがある。救急車をよんだほうがいいのか、病院へ行った方がいいか迷ったら相談できるので、「本当に必要なとき」に備えて、自分の地域の相談センターを知っておこう。
(文/しらべぇ編集部・めりあ)
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:全国20代~60代の男女計1379名