懐メロ流すテレビ番組多すぎ!私たちはなぜ昔の曲ばかり聴かされるのか?

2015/09/11 09:00


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「CDが売れなくなった」と言われて久しい昨今。いま、我が国の音楽市場は変革期を迎えています。むろん、決して音楽が聴かれていないわけではなく、ダウンロード購入や最近話題の定額配信サービスを含めその聴き方が多様化したにすぎないという指摘もあります。

その証拠に、テレビではいまだに音楽番組が何本か放送され、最近では人気アーティストが往年の名曲をカバーするケースが目立っています。


◆テレビは昔の曲を流しすぎ?

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今をときめく人気アーティストが、かつての名曲をカバーすることがいかに合理的かは想像に難くないでしょう。最近の音楽についていけないという年配の世代に対して、すでに彼らが聴き慣れている曲を歌うことで番組を見てもらう。

さらに、自分たちの存在も認知してもらうことで、オリジナル曲にも興味を持たせる。いまのアーティストが昔の名曲を歌うことにはそのようなメリットがあるのです。

ところが、この傾向が視聴者から必ずしも歓迎されていないことを示すデータが存在します。本サイトが実施したアンケートによると、28.2%の人が最近の歌番組は昔の曲ばかり歌いすぎていると答えています。

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◆なぜ昔の曲ばかり流してしまうのか?

なぜ最近の歌番組は昔の曲を歌いすぎていると思われてしまうのでしょうか。その理由を回答者は次のように答えます。

テレビをつけると自分が10代のころに聴いていた曲ばかり。カバーじゃないと聴かないと思われていることにムカつく(30代・女性)

昔の名曲を聞き飽きた。ちょっと前は半年に一回「あの名曲を久々に!」ってかんじだったけど、最近では1~2ヶ月に一回テレビで懐メロを聞かされているかんじ(30代・女性)

新たに出てきたアーティストは「いかに斬新なカバー曲を歌うか」みたいな勝負になってるかんじ(20代・男性)

もともと音楽は聞きませんが、それでも知っている曲ばかり聞かされると、いよいよ社会は成熟してきたかんじがする(40代・男性)

いろいろ消費がループし続けている(40代・男性)

問題の原因は新曲をなかなか聞いてくれない消費者にもあるかもしれません。自分たちがもっとも音楽を聞いていたころの曲以外は鈍感になりがちな消費者の傾向に合わせてメディアはコンテンツを制作しているにすぎないとすれば、こうした番組ができあがるのはある種必然と言えるかもしれません。

(文/しらべぇ編集部

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