「幸せ率」は職業や血液型で異なる!?もっともハッピーなのは専業主婦でその逆は…
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しらべぇでは昨日、「日本人の幸福度」についての調査結果を発表した。これは単純ながら、この国の現状と未来を予感させる質問だ。
日本で「いま幸せな人」は誰か?女性は男性の「1.5倍幸せ」?
「女性は男性より幸せ」「年代が上がるほど幸せ率が上がる」「年収は必ずしも幸福度とリンクしない」ことがわかったが、さらに違った視点から、あらためてこのデータを見てみよう。
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①もっとも幸せな職業は「専業主婦」?
職業別で、もっとも「幸せ」と答えた人の割合が高かったのは、専業主婦。全体平均(43.7%)を大きく上回り、6割を超えた。公務員も平均を上回っている。
一方、会社員とフリーターの幸せ率はほど変わらず、無職がもっとも低くなった。専業主婦で幸せを実感している人の割合は、無職の1.8倍である。
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②「容姿」は幸せに関係するが、「体型」は…
「自分は美人・イケメンだ」と考えている男女は、そうでない人と比べて幸せ率が1.5倍となった。ところが、「太っている・いない」という軸で切ってみたところ、その差はわずか0.3ポイント。
太っているだけ・痩せているだけでは、幸せ実感に影響しないことがわかる。
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③「結婚は人生の墓場」ではない!
よく既婚者がため息をつきながら、「結婚は人生の墓場だよ…」などと言うことがある。しかし、データ上はそれがまったくの間違いであることも明らかとなった。
幸せ実感率がもっとも高かったのは、既婚女性で6割以上。しかし、既婚男性も5割を超えた。男性の「既婚・未婚格差」は2.8倍、女性でも1.9倍となっている。
離婚率の上昇や事実婚など家族の形は多様化しつつあるが、古くからある結婚制度は、今も「安定的な幸せを手に入れる手段」と言っていいだろう。
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④「B型人間」はちょっと不幸?
「血液型による性格診断」が科学的な根拠に乏しいことは、広く知られている。しかし一方で、「A型っぽい」「やっぱりB型だと思った」と他人に言われるなど、環境要因が性格に影響している可能性は否めない。
今回の調査では、血液型で幸せ実感率に差が見られた。
もっとも高いA型に対して、B型はおよそ10ポイント低い結果に。日本社会は「一般的にA型的とされる性格」の人にとってやや暮らしやすく、「B型の特徴と言われる性格」の人には厳しい仕組みなのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:20代~60代の男女1413名